天孫降臨の郷、高千穂と五ヶ瀬。母屋から棟を独立させた離れの宿を、五ヶ瀬川源流域から編集部が五軒選んだ。夏の朝霧、雲海、夜神楽と結ぶ一夜を紹介する。
離れの形式は、桂離宮の数寄屋造りから明治の別邸建築を経て、現代の独立棟へと続く系譜を辿ってきた。本稿はその三段階を建築論として読み解き、各々の段階を体現する三軒の宿を引きながら語る。