盛夏、旅館の夕餉に運ばれる一尾の鮎は、その土地の水をそのまま身に映す。長良川と球磨川という二つの水系を代表する宿を引きながら、川魚を季語として読む作法を辿る随筆。
鮎は流れる水の質をそのまま身に映す魚である。長良川の鵜飼、球磨川の急流、四万十川の清流。鮎を献立の中心に据える宿を水系ごとに引き、川魚を季語として味わう作法を辿る随筆。