飲泉は、飲用の許可を受けた源泉にだけ許された養生の作法である。岐阜・湯屋温泉、山梨・西山温泉、山口・俵山温泉——湯治の里の三軒を手がかりに、湯を口に含む行為が湯治の里で薬効の一部に数えられてきた理由を辿る。