処暑を過ぎ、熱い湯が遠ざかる頃。増富・栃尾又・長湯——三十度台のぬる湯に長く身を委ねてきた三軒を随筆として辿り、熱さではなく時間で身体を温める日本の湯場の系譜を記す。
大分県竹田市の長湯温泉は遊離二酸化炭素1000mg/L超の天然炭酸泉として国内屈指。長湯・赤川・三船から、入浴と飲泉の双方で湯を継ぐ宿四軒を、創業年と湯量を明記しながら編集部が記す。