土佐四万十、川霧の谷に棟を分ける一軒 — 仁淀川源流の独立棟と清流の朝餉を継ぐ宿の記
四万十川源流点に最も近い宿、津野町船戸のせいらんの里。母屋から棟を分けた全6室の離れと、おくど炊きの朝餉を継ぐ清流宿を一軒の記として。
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VIEW ALL →pHという尺度 — 湯の酸とアルカリを数字で語る作法
玉川の強酸から嬉野の重曹泉まで、pHという一つの数字で湯を読み解く。湯場ごとの肌の記憶を、湯質の極に立つ三軒とともに辿る随筆。
野地と新野地、幕川と鷲倉、土湯峠に湧く硫黄の湯宿四軒 — 吾妻連峰の峠に蒸気を継ぐ宿
盛夏でも涼を残す土湯峠は、標高千メートルを越えて吾妻連峰の硫黄泉が湧き出す一帯。野地・新野地・幕川・鷲倉の四湯を、源泉温度・湯量・標高・泉質と共に紹介する四軒。
那須湯本、鹿の湯の白濁を継ぐ湯宿五軒 — 茶臼岳南麓に千三百年の硫黄泉を守る里
舒明天皇期の開湯を伝える那須湯本温泉。鹿の湯系の酸性含硫黄泉を源泉かけ流しで引く小規模湯宿を、地図とともに五軒選んだ。茶臼岳南麓に千三百年の白濁を継ぐ里の名湯を編む。
由布院の外、湯平と塚原に棟を分ける離れ五軒 — 由布岳南麓と石畳の湯場
由布院の中心を離れ、鎌倉期からの湯治場・湯平と、由布岳南麓の塚原高原に建つ棟分けの離れ五軒。酸性硫黄泉と弱アルカリ性、二つの湯場の対比を編む。
鮎という季語 — 旅館の夏の膳で、なぜ一尾の川魚が土地の水を映してきたか
盛夏、旅館の夕餉に運ばれる一尾の鮎は、その土地の水をそのまま身に映す。長良川と球磨川という二つの水系を代表する宿を引きながら、川魚を季語として読む作法を辿る随筆。
越中井波、瑞泉寺門前に明治から続く一軒 — 木彫の里に代を継ぐ門前旅籠の記
瑞泉寺山門から徒歩三分、八日町通りに面した木造二階建ての小さな旅籠 — かしや旅館。井波彫刻の意匠が残る客間と、明治から続く門前町の旅籠建築の継承を、編集部の視点で深く語る。
黒川と杖立、阿蘇北麓に棟を分ける離れ五軒 — 田の原川と杖立川の谷あいの独立棟
黒川温泉郷と杖立温泉、南小国の小田温泉に、母屋から棟を分けて建つ離れ形式の宿を五軒選んだ。各棟が抱える源泉掛け流しの露天と、田の原川・杖立川の谷あいの夜気に触れる、夫婦・家族の二日間に向く宿である。
飯坂、奥州三名湯に芭蕉も浸かった一軒 — 摺上川の畔に四百年の熱湯を継ぐ宿の記
元禄元年(1688年)創業、明治24年に「なかむらや」として再出発し七代目に至る飯坂温泉湯沢地区の老舗旅館。江戸末期と明治期の二棟(江戸館・明治館)は国登録有形文化財、芭蕉が浸かった鯖湖湯の隣で四百年の熱泉を継ぐ。
紀伊熊野、二泊三日で辿る山と海の食卓 — 龍神温泉から本宮、那智へ食通宿の旅
梅雨の合間、龍神温泉の谷で猪と山菜、湯の峰の老舗で熊野牛、那智勝浦の島宿で生まぐろと岩牡蠣。山から海へ降りる二泊三日、紀伊熊野の食通宿三軒を編集部が選び抜いた。