離れの形式は、桂離宮の数寄屋造りから明治の別邸建築を経て、現代の独立棟へと続く系譜を辿ってきた。本稿はその三段階を建築論として読み解き、各々の段階を体現する三軒の宿を引きながら語る。
由布院・黒川・霧島の山あいから、母屋と分けた独立棟で構成される離れ湯宿五軒。山荘 無量塔から源流の宿 帆山亭まで、湯と建築と土地の食を主役に編集部が選んだ。