離れ
箱根仙石原、芒の草原の奥に棟を分ける一軒 — 台ヶ岳の裾に仲秋の静けさを置く独立棟の記
仲秋の箱根仙石原で、母屋から離して棟を構える宿を一軒。明治三年創業の仙郷楼は、大涌谷から引いた白濁の強酸性泉を完全放流式で注ぎ、庭の奥に木造平屋・数寄屋造りの離れ六室を置きます。芒の原の見頃に合わせ、庭と湯と膳から辿ります。
渡り廊下という間 — 離れの宿が、母屋と棟をつなぐ一筋の屋根付きの道に、なぜ時間を持たせてきたか
長月の夕、離れへ向かう渡り廊下に灯がともる。母屋と客室棟を結ぶ屋根付きの廊下が、なぜ宿の格と静けさを設計してきたのか。大正6年創業の旅館花屋(長野・別所温泉)と、全10室の由布院別邸 風の森を手がかりに、数寄屋の作法から読み解く。
那須高原と板室、林の離れと四十度のぬる湯を辿る二泊三日 — 初秋の那須岳東麓に棟と湯を継ぐ宿の記
那須岳の東麓を二泊三日で辿る。初日は那須湯本の林に十室だけを置く那須別邸 回、二日目は創業一五五一年、四十度前後のぬる湯を守る板室温泉 大黒屋へ。棟を分ける建て方と湯の温度を軸に、初秋の夫婦旅の行程を組んだ。
小国わいた温泉郷、涌蓋山麓の地熱に棟を分ける離れ五軒 — 盛夏の噴気の里に夫婦の静けさを置く独立棟
涌蓋山の裾、小国わいた温泉郷(はげの湯・岳の湯・麻生釣)で、母屋から棟を離した独立棟の宿を五軒。素泊まりの一棟貸しから地熱蒸しの膳を供する離れまで、源泉かけ流しと噴気の里に夫婦の静けさを置く。
霧島高原、韓国岳の裾に棟を分ける離れ五軒 — 硫黄谷と丸尾の朝霧に夫婦の静けさを置く独立棟
盛夏の霧島高原、韓国岳の裾に建つ「離れ・独立棟」の宿から、夫婦・友人連れの静養に向く五軒を選定。丸尾温泉と霧島神宮寄りの田口に分かれ、源泉かけ流しの客室露天を備えた独立棟を、地図とともに紹介する。
飛騨下呂、益田川の日本三名泉に棟を分ける離れ五軒 — 白露の温泉街に夫婦の静けさを置く独立棟
有馬・草津と並ぶ日本三名泉・下呂温泉から、母屋と棟を分けた「離れ」形式の宿を五軒。益田川沿い、白露の温泉街に夫婦の静けさを置く独立棟を、坪数・創業年・集約評価とともに静かに紹介する。
沓脱石という結界 — 離れの宿が、母屋と客室のあわいに一つの踏石を置いてきた理由
白露の朝、離れへ通う露地の先に据えられた一枚の沓脱石。母屋と客室のあわいに置かれたこの石が、なぜ離れの宿の独立と静けさを支えてきたか。数寄屋と露地の作法を辿り、由布院・亀の井別荘と湯河原・石葉を静かに訪ねる建築意匠の随筆。
阿寒湖と摩周、道東の原生林に棟を分ける離れ五軒 — マリモの湖と霧の里に夫婦の静けさを置く独立棟
朝霧が湖面を這う長月の初め、阿寒湖から摩周・屈斜路へ。母屋から棟を離し、あるいは一棟だけで湖畔に佇む道東の離れ・独立棟を五軒、地図とともに辿る。夫婦の静けさを置くための宿を、公開レビューデータの集計と編集の視点で選んだ。
信州蓼科と横谷、八ヶ岳西麓の高原で棟と気配を分かつ宿五軒 — 渋川渓と蓼科湖に白露の静けさを置く
白露のころ、八ヶ岳西麓の高原に棟や客室で気配を断つ宿を五軒。蓼科湖畔の別邸、離れ別館、独立したオーベルジュ、そして渋川渓の秘湯一軒宿を、渓と湖の眺めとともに紹介する。
奥飛騨新平湯と栃尾、蒲田川源流に棟を分ける離れ五軒 — 錫杖岳を望む初秋の独立棟
処暑を過ぎた奥飛騨で、母屋から棟を分けた離れ形式の宿を五軒。新平湯・栃尾から蒲田川源流にかけて、源泉掛け流しと二人の静かな時間を、坪数・源泉・価格の目安とともに選んだ。