離れ
露地という隔て — 離れの宿が、母屋への一歩を、なぜ庭で遠ざけてきたか
母屋と客室の間にわざと庭を挟み、露地の飛石で内と外を隔ててきた離れの宿。茶の湯の露地に倣ったこの一歩の間合いを、庭を隔てとして読む視点から問い直す。谷川・由布院・河津の三軒を静かに挙げる。
丹後から但馬へ、離れに二泊する梅雨明けの三日間 — 天橋立から香住、日本海岸の独立棟を辿る旅
梅雨明けの日本海岸を、天橋立の丹後から香住の但馬へ。棟を分けた三軒の宿に二泊し、府県境を越えて独立棟を辿る二泊三日。数寄屋の平屋、離れの客室露天、段丘の夕陽の宿を編集部が案内する。
九州くじゅう周辺、瀬の本と長者原に棟を分ける離れ五軒 — 九重連山の高原に夫婦の静けさを置く
阿蘇外輪山とくじゅうに挟まれた瀬の本高原から長者原へ。標高八百〜千メートルの草原に棟を分けた離れの宿を、盛夏の避暑地として五軒選んだ。全室源泉かけ流しの離れから江戸末期の冷泉湯治宿まで。
山陰玉造と皆生、宍道湖と日本海に棟を分ける離れ五軒 — 出雲神在月を控えた秋分の独立棟
神在月を来月に控えた秋分の候、山陰の湯場に離れ形式で棟を分ける五軒を選んだ。玉造から三軒、皆生から二軒、出雲大社と日本海を結ぶ独立棟の宿を、湯守の歴史と共に紹介する。
四国祖谷、剣山系の谷に橋を渡って辿る離れ四軒 — 大歩危と落合集落に置く独立棟の秋口
徳島県三好市の祖谷・大歩危・落合集落から、橋を渡って辿る離れ形式の宿を四軒。白露から寒露までの初秋、剣山系の谷筋に籠る独立棟の滞在を、地図とともに紹介する。
小国郷と産山、阿蘇北麓の赤牛の里に棟を分ける離れ五軒 — 田の原と杖立川源流に置く独立棟
田の原と杖立川源流の里、小国郷と産山村に、母屋と離れを渡り廊下で結ぶ棟分けの宿が五軒。梅雨明けの候、赤牛と自家源泉を軸に、40-70代夫婦旅の一泊を編集部が選んだ。
南阿蘇久木野と高森、外輪山南麓に棟を分ける離れ五軒 — 阿蘇五岳を望む独立棟と高原の夏朝
南阿蘇村・高森町・阿蘇市南麓に点在する離れ・独立棟形式の宿を五軒厳選。八棟の別邸蘇庵、七千坪の心乃間間、あか牛の離れ宿など、外輪山南麓の高原台地で棟分けの距離を数値で押さえた夫婦二人のための静けさの系譜。
飛騨二泊、離れに棲む夏の三日間 — 福地から新穂高、奥飛騨の谷に棟を分ける旅
梅雨明けの奥飛騨を、離れに二泊して谷あいを辿る三日間。福地の囲炉裏を囲む独立棟と、新穂高の渓に面した離れを一夜ずつ結ぶ、夫婦の静かな旅程。
奥日光湯元、男体山を見上げる森に棟を分ける一軒 — 千二百年の硫黄泉を引く独立棟の記
戦場ヶ原を越えた湯ノ湖畔の森に、十二室だけを棟分けした宿がある。788年開湯の地に、加水なしの硫黄泉を全室露天へ引く奥日光ゆの森を一軒だけ深く記す。
奥三河鳳来寺と湯谷、宇連川の谷あいに棟を分ける離れ五軒 — 仏法僧の啼く峰と独立棟の夏朝
愛知県新城市、湯谷温泉と鳳来寺の周辺で、母屋から棟を分けた離れ形式の宿を五軒。鳳来寺の千二百年と湯谷の開湯一千三百年の系譜を、地図と所要時間とともに記す。