食通宿 京都府
丹後天橋立と宮津、岩牡蠣を見送り秋の鰆を待つ食通宿四軒 — 宮津湾と阿蘇海のほとりに建つ宿
寒露を過ぎた宮津湾。夏の岩牡蠣を見送り、鰆や甘鯛、やがて松葉蟹と寒鰤を待つ季節に、天橋立の文珠と宮津の城下から料理を主目的にできる宿を四軒選びました。江戸期創業の老舗から六室の小宿まで、膳の組み方の違いを辿ります。
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食通宿 京都府
寒露を過ぎた宮津湾。夏の岩牡蠣を見送り、鰆や甘鯛、やがて松葉蟹と寒鰤を待つ季節に、天橋立の文珠と宮津の城下から料理を主目的にできる宿を四軒選びました。江戸期創業の老舗から六室の小宿まで、膳の組み方の違いを辿ります。
客室露天 京都府
小雪の頃、露天を備えた客室が一室しかない宿を五軒。宮城・鎌先の湯主一條、大阪・天見の南天苑、京都・夕日ヶ浦の静花扇、山形・蔵王の高見屋、千葉・千倉の銀鱗荘ことぶき。増やさなかった理由を、湯と建物の側から読み解きます。
離れ 強羅
初秋の露地に低く据えられた一つの手水鉢。蹲踞という設えが、離れという独立した棟へ向かう客の身と心をいかに鎮めてきたかを、京都・炭屋旅館、箱根湯本・離れ 山家荘、箱根強羅・強羅花壇の露地を辿りながら、石と水を主語に読み解く一本。
名旅館 城崎温泉
床の間の脇に二枚の棚板を段違いに架ける違い棚。間口一間、棚雛形四十八種という定型を持つこの座敷飾りが、なぜ無言のうちに客室の格を語ってきたかを、書院造から数寄屋への継承として辿る随筆。
食通宿 京都府
梅雨明けの日本海、福井小浜から京都伊根へ西へ抜ける二泊三日。若狭ぐじと浜焼き鯖の宿、丹後とり貝と岩牡蠣「夏珠」の宿。海を主役にする食通宿二軒の旅程。
名旅館 京都府
土用の頃、京の老舗旅館は障子を簾に、畳を網代に替え、夏座敷へと衣替えする。俵屋旅館と柊家、麩屋町に向かい合う二軒を手がかりに、宿が涼を建具に託してきた作法を読み解く。
客室露天 京都府
秋分の頃、丹後の海に沈む陽を私湯から望む。夕日ヶ浦と間人で、海へ露天を張り出した客室露天の五軒を、湯と建物を主語に地図とともに選んだ。夫婦旅・友人連れへ贈る、日本海の落日と湯の記録。
名旅館 法師温泉
白露から彼岸へ。旅館の玄関脇に据えられた銅の火鉢が、なぜ客と宿の初対面を静かに整えてきたのか。俵屋旅館・法師温泉 長寿館・元湯 陣屋の三軒に、その名残をたどる。
名旅館 京都府
土用の日盛りに、旅館の軒先で葭簀が立てかけられる音がする。障子を外し、簾を吊り、板の間に籐筵を敷く — 数寄屋の俵屋と書院の吉田山荘、京都の名旅館二軒で読み解く、夏座敷の建築の知恵。
食通宿 京都府
梅雨明けの日本海を、若狭小浜から丹後伊根へ海岸線120kmで辿る二泊三日。若狭ぐじで始まり丹後の岩牡蠣で結ぶ、海を主役にした食通宿の旅程を編みました。