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由布院

離れ

露地という隔て — 離れの宿が、母屋への一歩を、なぜ庭で遠ざけてきたか

母屋と客室の間にわざと庭を挟み、露地の飛石で内と外を隔ててきた離れの宿。茶の湯の露地に倣ったこの一歩の間合いを、庭を隔てとして読む視点から問い直す。谷川・由布院・河津の三軒を静かに挙げる。

2026 . 07 . 17
客室露天

湯上がりの一刻 — 旅館の夕涼みが、浴衣と縁の腰掛けに季節を留めてきた

盛夏の宵、客室露天から上がった一刻を冷ます縁の腰掛けと夕涼みの設え。由布院と伊豆、気候の異なる二つの土地で、湯と建物が季節を留める装置としての夕涼みを辿る。

2026 . 06 . 28
離れ

由布院の外、湯平と塚原に棟を分ける離れ五軒 — 由布岳南麓と石畳の湯場

由布院の中心を離れ、鎌倉期からの湯治場・湯平と、由布岳南麓の塚原高原に建つ棟分けの離れ五軒。酸性硫黄泉と弱アルカリ性、二つの湯場の対比を編む。

2026 . 06 . 25
名旅館

番頭という職能 — 玄関帳場の灯と、離れの宿に継がれる差配の作法

夏の宵、玄関帳場に灯が入る頃。客の到着から見送りまでを差配した番頭という職能を、帳場の建築や暖簾の格と重ね、離れ形式の宿に継がれる作法を辿る随筆。あさば・亀の井別荘・別邸 仙寿庵の三軒に触れる。

2026 . 06 . 21
離れ

棟続きと離れの違い — 名旅館が「離れ」と呼ぶ建築の最小条件について

客室露天や半露天が普及した今日、何をもって「離れ」と呼ぶのか。母屋からの距離、廊下の有無、独立した玄関、湯の独立性。由布院・伊豆河津・阿蘇の三軒を入り口に、離れという形式の最小条件を辿る随筆。

2026 . 06 . 02
離れ

離れという建築の系譜 — 数寄屋から現代の独立棟へ

離れの形式は、桂離宮の数寄屋造りから明治の別邸建築を経て、現代の独立棟へと続く系譜を辿ってきた。本稿はその三段階を建築論として読み解き、各々の段階を体現する三軒の宿を引きながら語る。

2026 . 05 . 20
離れ

九州、離れの湯宿五軒 — 由布・黒川・霧島、山あいの独立棟

由布院・黒川・霧島の山あいから、母屋と分けた独立棟で構成される離れ湯宿五軒。山荘 無量塔から源流の宿 帆山亭まで、湯と建築と土地の食を主役に編集部が選んだ。

2026 . 05 . 19