名旅館
青根と鎌先、蔵王東麓の奥州街道沿いに代を継ぐ名旅館四軒 — 白石川源流に灯る江戸創業の宿
蔵王東麓の青根温泉と鎌先温泉から、伊達藩の御殿湯と奥州街道の湯治湯を継ぐ名旅館を四軒。木造建築の格式と源泉の湯、山の膳を、Media Picks Scoreと目安価格とともに紹介する。
松山道後、椿の湯門前に大正の玄関帳場を残す一軒 ― 旅館 常磐荘、湯守の代を継ぐ町家旅籠の記
道後温泉本館から徒歩一分、椿の湯の門前に近い湯月町。大正九年創業、全四室の木造町家旅籠「常磐荘」を単館で深掘り。本館と同じ源泉の貸切内湯、親子二代が仕立てる瀬戸内の魚会席、そして代を継ぐ湯守の姿を記す。
葭簀という日除け — 旅館の夏座敷が、なぜ一枚の簾で光と風を選んできたか
土用の頃、京の老舗旅館は障子を簾に、畳を網代に替え、夏座敷へと衣替えする。俵屋旅館と柊家、麩屋町に向かい合う二軒を手がかりに、宿が涼を建具に託してきた作法を読み解く。
上州法師、三国峠の麓に足元湧出の湯を継ぐ一軒 — 白露の渓に明治の湯宿建築を守る宿の記
群馬・みなかみ町、三国峠の麓に佇む足元湧出の一軒宿、法師温泉 長寿館。明治八年創業、本館・法師乃湯・別館の三棟が国登録有形文化財に連なる明治の湯宿を、湯と建築を主語に辿る。
平戸城下、オランダ商館の港に代を継ぐ一軒 — 西の果ての交易町に灯る漁師宿の系譜
白露の平戸瀬戸に鯛と剣先烏賊が旬を迎える頃。オランダ商館が置かれた西の玄関口・平戸の城下に、昭和44年から代を継ぐ名旅館・国際観光ホテル旗松亭がある。平戸城と海を望む高台の湯と、海の幸を映す会席を、創業の経緯とともに一軒掘り下げる。
越中宇奈月、黒部峡谷の玄関に大正の湯を引く一軒 — トロッコの起点に代を継ぐ木造旅籠の記
大正十二年、黒薙から七キロの引湯で開かれた宇奈月温泉。その玄関口で昭和十二年の創業以来、峡谷向きの客室と樹齢四百年の総檜露天を守り、初代の造る心を代々に継ぐ老舗旅館「延楽」を単館で深掘りする。
暖簾を分けるということ — 旅館の分家が、なぜ本家の湯と作法を継いできたか
秋の長雨の頃、本家から暖簾を分けて興った旅館の分家は、なぜ本家の湯と作法を継いできたのか。城崎・道後の老舗三軒をたどり、温泉地の家系継承と暖簾分けの作法を読み解く。
青根と鎌先、蔵王東麓の奥州街道沿いに代を継ぐ名旅館四軒 — 白石川源流に灯る江戸創業の宿
蔵王東麓の青根温泉と鎌先温泉から、伊達藩の御殿湯や街道の湯治場の系譜を継ぐ名旅館を四軒。湯主一條、湯元不忘閣、すゞきや旅館、山景の宿 流辿。木造建築と湯、代を継ぐ宿の現在を伝える。
登録有形文化財に泊まる — 木造建築を今に伝える名旅館五軒
国の登録有形文化財に指定された木造の名旅館を、会津・山梨・城崎・花巻・みなかみから五軒。指定年・築年・客室数と継承の来歴とともに、泊まることが建築の保存につながる宿を紹介する。
南木曽妻籠、中山道四十二次に江戸中期から代を継ぐ一軒 — 本陣格式の門構えと木曽五木の梁を守る旅籠 松代屋の記
中山道四十二次・妻籠宿の本町通りに、文化元年(1804年)普請と伝わる旅籠 松代屋。木曽五木の梁と宿場保存の歴史、木曽の膳を、創業年・客室数・参考価格で読み解く単館の記。