名湯
宮城・峩々温泉、蔵王東麓の胃腸の湯に飲泉を継ぐ一軒 — 松川渓谷に湯守と自噴を守る宿の記
蔵王連峰の東麓、松川渓谷にただ一軒佇む峩々温泉。明治初期から六代、飲泉と伝統の「かけ湯」で胃腸の名湯を守り継ぐ湯治宿を、湯の作法とともに深く辿る。
北八ヶ岳の裾、唐沢鉱泉と本沢温泉に山の湯治を継ぐ鉱泉宿四軒 — 標高千五百の炭酸泉と冷鉱泉
北八ヶ岳の裾、茅野市奥蓼科から南牧村へ。冷たい源泉を釜で焚き上げる山の湯治・鉱泉宿を四軒。二酸化炭素泉・含鉄炭酸泉・硫黄泉、そして標高2150mの雲上の湯まで、湯質と歴史でたどる。
湯川と那須温泉郷、茶臼岳東麓に湯を継ぐ湯宿五軒 — 鹿の湯系の白濁と硫黄の作法
共同浴場「鹿の湯」を源とする白濁の硫黄泉、山上の大丸系、谷底の北温泉系。茶臼岳東麓で湯を継ぐ湯宿五軒を、源泉系統ごとに辿ります。盛夏の高原避暑にも。
十和田湖と奥入瀬、青橅の渓に湯を継ぐ湯宿五軒 — 苔と瀬音に涼を汲む盛夏の朝湯
八甲田南麓・猿倉の湯が渓を下り、湖畔にはまた別の源泉が湧く。十和田湖と奥入瀬渓流に湯を継ぐ温泉旅館五軒を、湯質と源泉の来歴を軸に、夫婦の盛夏の旅路のために選んだ。
十津川、源泉かけ流し宣言の地に一軒 — 谷瀬の吊橋を控える最奥の湯を守る宿の記
日本で初めて村ぐるみの源泉かけ流しを宣言した奈良最奥・十津川の谷に、上湯温泉の自家源泉を守る一軒宿「神湯荘」。毎分124リットルの湯量と循環をかけぬかけ流し、川辺の源泉大露天と谷の恵みの膳を、数値と歴史で深く記す。
雲仙温泉、雲仙地獄の噴気に硫黄の湯を継ぐ湯宿五軒 — 立秋の高原に白濁の源泉を汲む里
立秋の雲仙高原で、白く濁る酸性の硫黄泉を代々守り継ぐ湯宿五軒を、地図とともに紹介。地獄前の旗艦から離れの逗留宿、小地獄の掛け流しまで、湯と建物を主語に辿る。
大雪の懐、層雲峡と天人峡に石狩川源流の湯を継ぐ湯宿五軒 — 柱状節理の谷に処暑の朝湯を汲む里
石狩川と忠別川の源流、大雪山系の層雲峡と天人峡。明治末に開かれ、いまも渓谷に湯を汲み継ぐ湯宿五軒を、湯量・源泉・開湯年とともに地図で辿る。
上州草津、湯畑の源泉を戸口に継ぐ湯宿五軒 — 処暑の高原に自然湧出の酸性硫黄泉を汲む里
標高千二百の高原に、毎分三万二千リットルを噴かせる自然湧出の湯。白旗・湯畑・わたの湯、そして自家源泉——pH二台の酸性硫黄泉を戸口に継ぐ草津の老舗五軒を、集約評価とともに落ち着いて示す。
南紀本宮、湯の峰と川湯に世界遺産の参詣道を抱く湯宿五軒 — 熊野古道の里に湧くつぼ湯と河原湯
和歌山県田辺市本宮町の湯の峰・川湯・渡瀬温泉から、源泉掛け流しの湯宿5軒を厳選。世界遺産つぼ湯の袂に建つ老舗から、河原に湧く川湯、西日本最大級の大露天まで。
肥後黒川、田の原川の渓に露天と入湯手形を継ぐ湯宿五軒 — 筑後川源流の里に立秋の朝湯を汲む
立秋を過ぎた黒川温泉、田の原川の渓に露天と入湯手形を継ぐ名湯の湯宿五軒。上流の山みず木から源流の帆山亭まで、湯量と源泉を数で語れる宿を、湯めぐりの動線とともに紹介する。