北八ヶ岳の裾、稲子湯と唐沢鉱泉に山の湯治を継ぐ湯宿四軒 — 標高千五百の炭酸泉と鉱泉宿
小暑の候、北八ヶ岳の裾に湧く稲子湯・唐沢鉱泉・本沢温泉・明治温泉を巡る。標高一四〇〇〜二一五〇メートルに散る一軒宿四軒、炭酸冷鉱泉と含硫黄冷鉱泉が骨格の湯治宿の系譜を、四〇〜七〇代の山の湯を好む読者に届ける。
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VIEW ALL →山中温泉、菊の湯の門前に十三代を継ぐ一軒 — 江戸初期から鶴仙渓の畔に灯る宿の記
加賀・山中温泉、菊の湯の門前から鶴仙渓の谷筋を登った先に建つ全十室の名旅館「かよう亭」。山中温泉の湯質と加賀の会席、山中漆器・九谷焼の器、そして数寄屋造りの静けさを、盛夏の川床の季節に訪ねる deep-dive の一冊。
三朝、三徳川の谷に世界屈指のラジウム泉を各室に引く客室露天五軒 — 河原風呂の里の朝湯
梅雨明けの候、世界屈指のラドン濃度で知られる三朝の谷を主題に、客室露天風呂で自家源泉を引く宿を五軒選ぶ。旅館大橋、清流荘、万翆楼、後楽、桃園館。湯質と地形の関係、河原風呂の伝統、三徳山三佛寺との参詣文化を語る。
野沢と赤倉、上信越国境の外湯を戸口に置く湯宿五軒 — 麻釜と大湯を里の湯場に継ぐ
小暑の候、上信越国境の湯場から、外湯文化を戸口に置く湯宿を五軒選んだ。野沢の麻釜と大湯、赤倉の大湯——里の湯場に湯を継ぐ家々の系譜を、価格帯・湯質・立地とともに読む。
露天に蛍が降る夜 — 客室の湯舟が、源氏蛍の光をどう招き入れてきたか
水無月の宵、渓に源氏蛍が舞う頃、湯気越しに一点の光を見上げる時間があります。湯ヶ島と吉奈、狩野川水系の二軒を糸口に、湯守が川を守るという里の作法を随筆として綴ります。
松山道後、椿の湯門前の路地に大正の玄関帳場を残す一軒 — 三千年の湯町に代を継ぐ町家旅籠の記
梅雨明けの候、三千年の湯が湧く道後湯之町。椿の湯の門前を折れた路地の奥に、総檜数寄屋の一軒 — 大和屋別荘。19室、正岡子規・高浜虚子の書画を掛ける座敷、道後の共同源泉を全客室に引く湯宿の記。
加賀片山津、柴山潟の水面に湯を張り出す客室露天三軒 — 白山を映す潟の朝湯と昼夜で色を変える湖
柴山潟の湖底から湧く塩化物泉を客室露天に引く三軒。明治二十五年創業の湖畔の宿 森本、客室露天の型が多彩な季がさね、元湯を汲む かのや光楽苑。盛夏の朝湯と夕湯を軸に、湯量と湖への向きから片山津温泉を読み解く。
加賀片山津、柴山潟の水面に湯を張り出す客室露天五軒 — 白山を映す潟の朝湯と昼夜で色を変える湖
加賀市片山津温泉、柴山潟の湖畔に客室露天を張り出す湯宿を五軒。湖底から湧く塩化物泉と、白山を映す水面を主軸に、老舗継承と湯量、潟への向きから選定した。
南阿蘇久木野と高森、外輪山南麓に棟を分ける離れ五軒 — 阿蘇五岳を望む独立棟と高原の夏朝
南阿蘇村・高森町・阿蘇市南麓に点在する離れ・独立棟形式の宿を五軒厳選。八棟の別邸蘇庵、七千坪の心乃間間、あか牛の離れ宿など、外輪山南麓の高原台地で棟分けの距離を数値で押さえた夫婦二人のための静けさの系譜。
登別カルルスと二股、北海道の湯治場を継ぐ湯宿五軒 — 蝦夷の山あいに薬湯を守る里
登別カルルス温泉と長万部・二股ラジウム温泉、そして十勝・芽登温泉。明治期の開拓とともに拓かれた蝦夷の湯場から、湯治文化を継ぐ湯宿五軒を編集部が選定。湯量と源泉、湯治の作法を、Media Picks Score とともに読み解く。