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越中井波、瑞泉寺門前に明治から続く一軒 — 木彫の里に代を継ぐ門前旅籠の記
瑞泉寺山門から徒歩三分、八日町通りに面した木造二階建ての小さな旅籠 — かしや旅館。井波彫刻の意匠が残る客間と、明治から続く門前町の旅籠建築の継承を、編集部の視点で深く語る。
黒川と杖立、阿蘇北麓に棟を分ける離れ五軒 — 田の原川と杖立川の谷あいの独立棟
黒川温泉郷と杖立温泉、南小国の小田温泉に、母屋から棟を分けて建つ離れ形式の宿を五軒選んだ。各棟が抱える源泉掛け流しの露天と、田の原川・杖立川の谷あいの夜気に触れる、夫婦・家族の二日間に向く宿である。
飯坂、奥州三名湯に芭蕉も浸かった一軒 — 摺上川の畔に四百年の熱湯を継ぐ宿の記
元禄元年(1688年)創業、明治24年に「なかむらや」として再出発し七代目に至る飯坂温泉湯沢地区の老舗旅館。江戸末期と明治期の二棟(江戸館・明治館)は国登録有形文化財、芭蕉が浸かった鯖湖湯の隣で四百年の熱泉を継ぐ。
紀伊熊野、二泊三日で辿る山と海の食卓 — 龍神温泉から本宮、那智へ食通宿の旅
梅雨の合間、龍神温泉の谷で猪と山菜、湯の峰の老舗で熊野牛、那智勝浦の島宿で生まぐろと岩牡蠣。山から海へ降りる二泊三日、紀伊熊野の食通宿三軒を編集部が選び抜いた。
津軽碇ヶ関と大鰐、津軽藩の隠れ湯に湧く客室露天五軒 — 平川源流の硫黄と夏の青森山中
津軽藩主が代々通った碇ヶ関と大鰐の湯場から、平川源流の渓と硫黄の匂いを纏う五軒を編集部が選定。湯量と歴史を主にした北東北の未開拓題材。
丹後半島、間人と網野の浜に湧く客室露天五軒 — 日本海の夕陽を映す塩の湯と夏の凪
京都北端・丹後半島の海岸線、客室露天を備える五軒を編集部が選定。間人ガニで知られる丹後町間人、夕日ヶ浦の網野町浜詰から、明治元年創業の老舗から全室客室露天の小宿まで、湯と海と季節を等価に語る宿を編んだ。
飛騨二泊、離れに棲む夏の三日間 — 福地から新穂高、奥飛騨の谷に棟を分ける旅
梅雨明けの奥飛騨、福地と新穂高に棟を分けて二泊する。隠庵ひだ路と槍見舘、囲炉裏と渓畔の露天。夫婦の静かな三日間。
信州諏訪と上諏訪、御柱の里に代を継ぐ名旅館四軒 — 諏訪湖を望む湯場の現在
夏至前の諏訪湖は朝霧と湯気の混じる季節。御柱の里・上諏訪温泉に代を継ぐ名旅館四軒を、湖岸通りの地図と湯量・創業年・地域祭礼との関わりで紹介する。
天草下田から島原・小浜、有明海と橘湾の食通宿を辿る二泊三日 — 早崎瀬戸の真鯛と島原のとらふぐ
盛夏の西九州、天草下田から島原半島・小浜温泉へと有明海と橘湾の魚介を辿る二泊三日の食通の旅。料理を主目的に組まれた小規模旅館3軒を、Score 95の旅亭半水盧を頂点に編集部が選定。
砂を被るという作法 — 砂蒸しと砂湯が、いかに湯場の身体技法を継いできたか
盛夏の海辺の湯場に残る、砂を被るという作法。指宿摺ヶ浜の天然砂蒸しと別府浜脇の砂湯が継いできた湯治の身体技法を、温度と所要時間という数値で辿る一篇。指宿白水館・吟松の二軒を参照。
五箇山と城端、庄川源流に棟を分ける離れ五軒 — 合掌の里に夫婦の静けさを置く独立棟
世界遺産の合掌集落を抱く五箇山から城端・井波、庄川源流の散居村へ。母屋から棟を切り離した離れ形式の宿五軒を、夫婦の静けさを主題に編んだ。
ニセコ五色と昆布、羊蹄山を望む客室露天五軒 — 蝦夷の梅雨明けに湧く硫黄泉の朝
梅雨を持たぬ蝦夷の地に夏が立ち上がる頃。ニセコ五色温泉・昆布温泉郷から、客室露天に身を沈めたまま羊蹄山を仰げる宿を五軒。硫黄泉と食塩泉、源泉かけ流しの作法を、湯量と標高とともに静かに記す。