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奥飛騨新平湯と栃尾、蒲田川源流に棟を分ける離れ五軒 — 錫杖岳を望む初秋の独立棟
処暑を過ぎた奥飛騨で、母屋から棟を分けた離れ形式の宿を五軒。新平湯・栃尾から蒲田川源流にかけて、源泉掛け流しと二人の静かな時間を、坪数・源泉・価格の目安とともに選んだ。
肥後山鹿と平山、菊池川流域に美肌のとろり湯を継ぐ湯宿五軒 — 灯籠の里に処暑のぬる湯を汲む
熊本・山鹿と平山、菊池川流域でpH九前後のアルカリ性・美肌のとろり湯を継ぐ湯宿五軒。処暑・残暑のぬる湯を、灯籠の里で長湯とともに。
青根と鎌先、蔵王東麓の奥州街道沿いに代を継ぐ名旅館四軒 — 白石川源流に灯る江戸創業の宿
蔵王東麓の青根温泉と鎌先温泉から、伊達藩の御殿湯や街道の湯治場の系譜を継ぐ名旅館を四軒。湯主一條、湯元不忘閣、すゞきや旅館、山景の宿 流辿。木造建築と湯、代を継ぐ宿の現在を伝える。
露地の飛石という間合い — 離れの宿が、母屋から棟までの数歩の石をなぜ数えてきたか
神無月、露地の飛石を数えて母屋から離れへ。石の間隔・大きさ・苔が語る宿の格を、茶の湯の露地作法と重ね、由布院・修善寺・南禅寺の三軒に訪ねる。
山陰・俵山と長門湯本、初秋の甘鯛と剣先烏賊を膳に待つ食通宿五軒 — 大寧寺川源流と青海島の凪に育つ長州の膳
白露から寒露へ、甘鯛と剣先烏賊が短い旬を迎える初秋。長門湯本・俵山・油谷湾の食通宿五軒を、料理長の職能と地元漁協との直取引を軸に選んだ。
登録有形文化財に泊まる — 木造建築を今に伝える名旅館五軒
国の登録有形文化財に指定された木造の名旅館を、会津・山梨・城崎・花巻・みなかみから五軒。指定年・築年・客室数と継承の来歴とともに、泊まることが建築の保存につながる宿を紹介する。
奥津軽・深浦、日本海の断崖に湯を張り出す客室露天四軒 — 白神の伏流と黄金崎の夕日を映す晩夏の朝湯
白神山地の伏流と黄金崎の夕日を湯面に映す、青森県深浦町の海食崖に湯を張り出す小さな宿を四軒。晩夏の夕日と明け方の凪の朝湯を求める旅に。
但馬から丹後へ、初秋の松茸走りと甘鯛を辿る二泊三日 — 湯村・城崎から間人・網野へ続く食通宿5選
白露から秋分にかけての初秋、但馬の名湯から丹後間人・網野の漁師宿へ。松茸の走りと日本海の甘鯛を膳に置く食通宿5軒を、二泊三日の車の旅程で辿る。
妙見と日当山、天降川源流と桜島遠望の谷に棟を分ける離れ五軒 — 薩摩隼人の里に湧く単純泉と九月の朝霧
鹿児島・霧島市の妙見/安楽/日当山温泉から、天降川の谷に棟を分ける離れ形式の宿五軒を、地図とともに。単純泉のやわらかな湯と、九月の朝霧に浮かぶ桜島を訪ねる。
会津東山と西山、離れに二泊する重陽の三日間 — 湯川渓と柳津の山あいに棟を分ける独立棟を辿る旅
菊を活ける重陽の頃、会津東山温泉と奥会津・西山温泉に、母屋から棟を分けた離れ形式の宿を二泊で辿る三日間。向瀧、今昔亭、旅館中の湯、滝の湯の四軒を旅程として綴る。
南木曽妻籠、中山道四十二次に江戸中期から代を継ぐ一軒 — 本陣格式の門構えと木曽五木の梁を守る旅籠 松代屋の記
中山道四十二次・妻籠宿の本町通りに、文化元年(1804年)普請と伝わる旅籠 松代屋。木曽五木の梁と宿場保存の歴史、木曽の膳を、創業年・客室数・参考価格で読み解く単館の記。
帳場の火鉢という間合い — 玄関脇の銅火鉢が整える、客と宿の初対面
白露から彼岸へ。旅館の玄関脇に据えられた銅の火鉢が、なぜ客と宿の初対面を静かに整えてきたのか。俵屋旅館・法師温泉 長寿館・元湯 陣屋の三軒に、その名残をたどる。