客室露天 片山津温泉
加賀片山津、柴山潟の水面に湯を張り出す客室露天三軒 — 白山を映す潟の朝湯と昼夜で色を変える湖
柴山潟の湖底から湧く塩化物泉を客室露天に引く三軒。明治二十五年創業の湖畔の宿 森本、客室露天の型が多彩な季がさね、元湯を汲む かのや光楽苑。盛夏の朝湯と夕湯を軸に、湯量と湖への向きから片山津温泉を読み解く。
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客室露天 片山津温泉
柴山潟の湖底から湧く塩化物泉を客室露天に引く三軒。明治二十五年創業の湖畔の宿 森本、客室露天の型が多彩な季がさね、元湯を汲む かのや光楽苑。盛夏の朝湯と夕湯を軸に、湯量と湖への向きから片山津温泉を読み解く。
客室露天 片山津温泉
加賀市片山津温泉、柴山潟の湖畔に客室露天を張り出す湯宿を五軒。湖底から湧く塩化物泉と、白山を映す水面を主軸に、老舗継承と湯量、潟への向きから選定した。
名旅館 山中温泉
梅雨明けの加賀、鶴仙渓の瀬音が涼を運ぶ山中温泉の中心。総湯「菊の湯」の門前に八百年続く老舗、白鷺湯 たわらや。湯本十二軒で唯一現存と伝わる湯宿の、自家源泉と加賀会席の記。
名旅館 京都府
盛夏の朝、旅館の客間に座ると、床柱と書院、欄間と組子に、数寄屋大工の手跡が残る。京都の俵屋旅館、金沢の金沢茶屋、松江の皆美館の三軒を通じて、明治以降に温泉地を巡って客間を組んだ職能の系譜と、いま語られない継承を、随筆として綴る。
名旅館 山代温泉
昭和の戦前まで、湯場の宿の継承は「看板娘」と呼ばれる長女の表舞台立ちから始まった。東北・北陸の三軒の老舗旅館に照らし、家系図に残らない女性たちの仕事を記録から読み解く随筆。
食通宿 山中温泉
梅雨明けの加賀、鶴仙渓の天然鮎と白山菊酒、白山一里野の岩魚と堅豆腐。海岸の名宿群とは別系統の、料理長を継ぐ食通宿の谷筋を、二泊三日で辿る。
食通宿 山中温泉
盛夏の夕、卓にまず置かれる先付という小皿。京都・福井・石川、三つの料理旅館の卓を辿り、なぜ料理長が一品目で土地の季節を語ってきたかを記す随筆。
食通宿 城崎温泉
山あいの宿が運ぶ一尾、海辺の宿が摘む一菜。城崎・西村屋本館、谷川温泉・別邸 仙寿庵、能登・百楽荘の献立から、膳が土地の地形を写す作法を辿るエッセイ。
離れ 山代温泉
盛夏の玄関先にまかれた一桶の水が、石畳から涼を呼ぶ。打ち水という迎えの所作の歴史を、修善寺『あさば』と加賀『べにや無何有』を手がかりに辿る随筆。
食通宿 石川県
奥能登・輪島市と珠洲市から、外浦の荒磯に建つ食通宿を五軒。盛夏の天然岩牡蠣と能登もずく、地塩で締めた地魚、輪島塗の膳に盛る能登の海。地震を越え湯と厨房を守る宿の今を編む。