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伊予道後と奥道後、三千年の湯を継ぐ湯宿五軒 — 石手川の渓と松山平野のアルカリ単純泉
日本最古とされる道後の湯を継ぐ湯宿を、引湯の系譜と外湯文化とともに辿る五軒。寛永創業のふなや、全室客室露天の道後御湯、能舞台の大和屋本店、黒川紀章設計の道後舘、静謐の大和屋別荘。
十勝然別と糠平、北海道内陸の客室露天五軒 — 大雪山系の伏流を映す盛夏の朝湯
梅雨を知らぬ盛夏の北海道内陸へ。然別湖畔から然別峡、糠平、トムラウシまで、源泉の数と湯量を明記して、湯を独り占めできる客室露天・源泉の五軒を地図とともに辿る。
打ち水という設え — 旅館の玄関先が、いかに夏の涼を客に贈ってきたか
盛夏の玄関先にまかれた一桶の水が、石畳から涼を呼ぶ。打ち水という迎えの所作の歴史を、修善寺『あさば』と加賀『べにや無何有』を手がかりに辿る随筆。
飛騨高山、三町の格子戸の奥に明治から灯る一軒 — 城下町の町家旅籠に代を継ぐ宿の記
明治二十一年創業、飛騨高山・花岡町の町家旅籠「旅館かみなか」。国登録有形文化財の遊郭建築を十室の規模で継ぐ一軒を、城下町の宿として描く。
草津湯畑門前、湯路を見下ろす江戸創業の一軒 — 湯滝と湯樋を眼下に代を継ぐ宿の記
湯畑の湯路を見下ろす木造三階、国登録有形文化財の山本館。江戸幕末に湯守の家から起こり、湯畑源泉を直接引く強酸性硫黄泉を受け継ぐ十一室の一軒を、編集部が深く語る。
草津湯畑門前、湯路を見下ろす明治十年創業の一軒 — 白旗源泉と湯守を継ぐ宿の記
盛夏・梅雨明けの上州、湯畑門前に立つ明治十年創業の数寄屋造り。草津最古「白旗源泉」を引き、湯守 2 人が温度を整える木造 36 室の一軒を、湯・建物・継承の三軸で深く語る。
越後上越から佐渡へ、夏の南蛮えびと佐渡もずくを辿る二泊三日 — 直江津港と両津港を渡る食通の旅
梅雨の合間の日本海を料理から辿る二泊三日。直江津港の南蛮えびと佐渡もずく・岩牡蠣を主軸に、上越と佐渡の食通宿二軒を編集部が選定。
湯坪という単位 — 旅館の湯舟の大きさを坪数で語る作法が、なぜ湯量と泉質を最も雄弁に伝えてきたか
盛夏、湯場の朝に立ち上がる湯気の量を、湯守たちは「湯坪」という独自の単位で語り継いできた。草津・別府明礬・蔵王の三湯場の老舗を辿り、坪で語る作法が湯量と泉質をいかに伝えてきたかを考察する。
湯河原藤木川、明治十五年から続く文人宿の一軒 — 万葉集に詠まれた湯場に四代を継ぐ宿の記
万葉集にも詠まれた湯河原温泉の中心、藤木川の畔に明治十五年(1882)創業のゆ宿 藤田屋。夏目漱石・東郷平八郎ゆかりの登録有形文化財の本館に、四代を継ぐ家業の系譜と自家源泉の湯を訪ねる。
山梨石和と春日居、笛吹川扇状地に湧く客室露天五軒 — 葡萄畑を見下ろす盛夏の朝湯
盛夏の甲府盆地、笛吹川扇状地に湧く客室露天備えの五軒。明治十二年創業の糸柳、銘石庭園のかげつ、庭園露天の喜仙、十六室の小宿うかい、名湯百選の富士野屋夕亭。葡萄畑を見下ろす朝湯の輪郭を描く。
南房総千倉、川尻川の段丘に棟を分ける一軒 — 昭和十五年築の木造に内田繁の意匠が重なる、文豪に愛された海辺の宿
千葉県南房総市千倉町、川尻川の河口段丘に建つ全十六室の温泉旅館・千倉館。昭和十五年築の木造に内田繁デザインが重なり、源頼朝の伝承を冠した湯と離れ二棟を備える、文豪に愛された一軒を編集部が辿る。
福岡糸島と唐津、夏の天然真鯛と呼子の剣先烏賊を待つ食通宿四軒 — 玄界灘の漁港に建つ料理の宿
糸島・唐津・呼子の海岸線で、玄界灘の天然真鯛と剣先烏賊の活造りを軸に編んだ食通宿四軒。明治26年創業の洋々閣、料理屋発祥の松の井、一日二組の僧伽小野、呼子港至近の清力を、Media Picks Scoreで紹介。