名旅館 長野県
善光寺門前、長野の御開帳の里に代を継ぐ名旅館四軒 — 七年に一度の参詣道に灯る宿の今
梅雨明けの善光寺門前に、参詣客を泊めてきた名旅館と宿坊を四軒。仲見世に唯一残る旅館、縁起堂を守る永代宿坊、明治九年創業の純和風、文殊を祀る小体な宿坊を、地図とともに編む。
宿のかたち
代を重ね、土地の文化を受け継いできた宿
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名旅館 長野県
梅雨明けの善光寺門前に、参詣客を泊めてきた名旅館と宿坊を四軒。仲見世に唯一残る旅館、縁起堂を守る永代宿坊、明治九年創業の純和風、文殊を祀る小体な宿坊を、地図とともに編む。
名旅館 城崎温泉
上がり框・式台・帳場格子——旅館の玄関はいかに外と内の境を告げてきたか。京都・柊家、群馬・積善館 本館、兵庫・城崎 三木屋の三軒に、玄関という結界の意匠と継承を訪ねる随筆。
名旅館 栃木県
栃木・那珂川町馬頭に江戸から明治へ建て継がれた登録有形文化財の邸宅を継ぐ宿、飯塚邸。文化財の建築と那珂川の鮎を、継承を主語に一軒で深く描く。
名旅館 下風呂温泉
本州最北の下風呂温泉郷。恐山を望み、津軽海峡に面して代を継ぐ名旅館四軒を、創業年と漁協との関係を軸に選んだ。井上靖『海峡』ゆかりの湯を訪ねる。
名旅館 和歌山県
世界遺産・高野山の別格本山、金剛三昧院。北条政子が建てた宿坊で、国宝の多宝塔と豆腐の精進料理、朝勤行に身を置く。湯ではなく祈りと食を主目的にする一軒を、その来歴とともに記す。
名旅館 城崎温泉
梅雨明けの但馬・城崎。七つの外湯を町の湯殿とみなし、木造三層に代を継ぐ名旅館を、外湯文化と建築の継承という軸で四軒選んだ。
名旅館 玉造温泉
神在月を前にした松江の湖畔に、代を継ぐ名旅館を四軒選んだ。宍道湖の落日、嫁ヶ島の影、不昧公以来の茶の湯が町に息づく城下と、南に続く玉造温泉。創業年と客室数を添え、地図とともに記す。
名旅館 鎌先温泉
梅雨明けの候、蔵王東麓の青根温泉と鎌先温泉に江戸期から代を継ぐ名旅館四軒を選定。湯主一條・湯元不忘閣・最上屋旅館・山景の宿 流辿。伊達藩湯治湯の系譜、木造建築の格、地元素材の会席を軸に、白石川源流の名宿の現在を伝える。
名旅館 山中温泉
加賀・山中温泉、菊の湯の門前から鶴仙渓の谷筋を登った先に建つ全十室の名旅館「かよう亭」。山中温泉の湯質と加賀の会席、山中漆器・九谷焼の器、そして数寄屋造りの静けさを、盛夏の川床の季節に訪ねる deep-dive の一冊。
名旅館 道後温泉
梅雨明けの候、三千年の湯が湧く道後湯之町。椿の湯の門前を折れた路地の奥に、総檜数寄屋の一軒 — 大和屋別荘。19室、正岡子規・高浜虚子の書画を掛ける座敷、道後の共同源泉を全客室に引く湯宿の記。