島根県
石見温泉津、銀山の外港に世界遺産の湯町を継ぐ一軒 — 廻船問屋から木造三階の料理宿へ、旅館ますやの記
秋の長雨が石畳を濡らす頃、温泉津の湯町は湯気を低く抱く。石見銀山の銀を積み出した外港の町で、廻船問屋から旅館へ転じ、明治四十三年から木造三階を守り継ぐ「旅館ますや」を訪ねた。七室の料理宿の記。
土用の丑、鰻を主役に据える食通宿五軒 — 一色から柳川、宍道湖まで蒲焼の煙を継ぐ膳
土用の丑に向け、鰻を主役に据える食通宿を産地別に五軒。宍道湖の天然もの、柳川のせいろ蒸し、浜名湖の地焼き、三河一色の炭火を、創業と料理の来歴、集約評価とともに紹介する。
酢の物という涼 — 旅館の夏の膳が、なぜ一鉢の酸味に暑気払いを託してきたか
土用の頃、旅館の夏の膳に差される一鉢の酸味。鱧の梅肉和えや土佐酢のもずくに、和食が暑気払いを託してきた理由を、京都・北陸・山陰の食通宿三軒の献立から辿る随想。
山陰隠岐、島前と島後の磯に夏の岩牡蠣と白いかを待つ食通宿四軒 — 離島の漁師宿に育つ日本海の身
盛夏の隠岐諸島、島前と島後の磯に夏の岩牡蠣と白いかを供す食通宿を四軒。海士の生簀居酒屋から都万の海鮮会席まで、離島の漁師宿が育てる日本海の身を、漁期・客室数とともに地図で辿る。
石見二泊、温泉津から益田へ辿る日本海の食卓 — ノドグロと石見和牛を継ぐ食通宿の旅
梅雨明けの石見海岸を、温泉津から益田へ。ノドグロと日本海の白身を継ぐ輝雲荘、石見和牛と高津川の恵みを供するマスコスホテル益田温泉。食を目的に辿る二泊三日の道行きを、二軒の宿とともに辿る。
山陰・浜田と大田、夏の白いかと赤天を待つ食通宿四軒 — 石見沖の磯と里の食卓
石見沖の白いか・のどぐろ・赤天を膳の中心に据える、島根県浜田市・大田市の食通宿四軒。温泉津の料理旅館から浜田の海辺の宿まで、盛夏の石見の食旅を編集部が案内する。
山陰玉造と皆生、宍道湖と日本海に棟を分ける離れ五軒 — 出雲神在月を控えた秋分の独立棟
神在月を来月に控えた秋分の候、山陰の湯場に離れ形式で棟を分ける五軒を選んだ。玉造から三軒、皆生から二軒、出雲大社と日本海を結ぶ独立棟の宿を、湯守の歴史と共に紹介する。
出雲松江、宍道湖畔の城下に代を継ぐ名旅館四軒 — 嫁ヶ島の落日と茶の湯の町に灯る宿
神在月を前にした松江の湖畔に、代を継ぐ名旅館を四軒選んだ。宍道湖の落日、嫁ヶ島の影、不昧公以来の茶の湯が町に息づく城下と、南に続く玉造温泉。創業年と客室数を添え、地図とともに記す。
数寄屋大工という職能 — 旅館の客間を組み上げてきた者たちの、いま語られない継承について
盛夏の朝、旅館の客間に座ると、床柱と書院、欄間と組子に、数寄屋大工の手跡が残る。京都の俵屋旅館、金沢の金沢茶屋、松江の皆美館の三軒を通じて、明治以降に温泉地を巡って客間を組んだ職能の系譜と、いま語られない継承を、随筆として綴る。
石見二泊、温泉津から益田へ辿る日本海の食卓 — ノドグロと石見和牛を継ぐ食通宿の旅
梅雨明けの石見海岸を、温泉津の老舗から益田・西平原の海岸線へ。日本海の白身魚と石見和牛を継ぐ二軒に泊まる二泊三日の旅程として、編集部が選んだ食通宿。