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浜名湖と舘山寺、汽水の入江に湯を張り出す客室露天五軒 — 遠州灘の夕陽と鰻の里を映す湖畔の朝湯
浜松市舘山寺と弁天島、浜名湖と遠州灘の境目に湯を張り出す客室露天のある五軒。大正八年の料亭由来から少人数運営リゾートまで、湯量と源泉、湖への向きで選ぶ盛夏の湖畔宿。
塩原元湯と新湯、那珂川源流に棟を分ける離れ五軒 — 塩原十一湯の最奥に建つ独立棟
塩原温泉郷の最奥、元湯と新湯、那珂川源流域に棟を分ける離れ形式の宿五軒を地図とともに編む。含硫黄泉と塩化物泉の自家源泉、客室露天の方角、渓音の聞こえ方を主軸に置いた、谷の奥の静かな宿群。
栃尾又、ラジウム温泉のぬる湯に三代を継ぐ一軒 — 越後の薬師信仰と長湯の作法を守る宿の記
新潟県魚沼市、奥只見の手前に湧く栃尾又のラジウム温泉。慶長年間に開かれ二十五代を継ぐ自在館を訪ね、源泉三十六度のぬる湯、長湯の作法、薬師信仰の谷の継承を記す。
加賀山中から白山麓へ、夏の鮎と白山菊酒を辿る二泊三日 — 北陸内陸に料理長を継ぐ食通宿の旅
梅雨明けの加賀、鶴仙渓の天然鮎と白山菊酒、白山一里野の岩魚と堅豆腐。海岸の名宿群とは別系統の、料理長を継ぐ食通宿の谷筋を、二泊三日で辿る。
仲居という職能 — 客間の時間を設えた者たちの、いま語られない作法について
盛夏、夕餉の膳を運ぶ廊下に打ち水の冷気が立つ頃、客間と板場をつなぐ仲居の働きに目を向ける。京の老舗・俵屋旅館(1704年創業)と柊家(1818年創業)を手掛かりに、座配りと膳出しの間合い、女将への継承の系譜を辿る。
鹿児島妙見と新川渓谷、天降川沿いに湧く客室露天五軒 — 内陸の渓に夏霧を映す湯
盛夏の薩摩内陸、霧島山の伏流を集めた天降川沿いに、客室露天で湯を独占できる五軒。妙見温泉郷と新川渓谷温泉郷を編む。
黒川と小田、奥阿蘇の里に代を継ぐ名旅館四軒 — 田の原川の谷と入湯手形の系譜
梅雨明けの阿蘇外輪山を背に、黒川温泉郷と小田温泉、奥阿蘇の里湯に代を継ぐ家族経営の名旅館四軒。御客屋(1722年創業)を起点に、田の原川の谷と入湯手形の系譜を編集的に整理する。
山鹿と平山、菊池川流域に棟を分ける離れ五軒 — 八千代座と豊前街道の独立棟
盛夏の灯籠まつり前、熊本県山鹿市の平山温泉と山鹿温泉から、棟ごとに玄関・庭・浴室が独立する離れ五軒を編集部が選ぶ。八千代座と豊前街道、奥座敷の湯。
箱根十七湯、外輪山の谷ごとに湯を分ける名湯五軒 — 大涌谷の硫黄と芦ノ湖の単純泉を歩く
梅雨明けの箱根、十七湯を谷ごとに分けて辿る。寛永・寛文創業の老舗から明治のリゾートホテルまで、塔之澤・芦之湯・宮ノ下・強羅・小涌谷の五谷を代表する名宿を編集部が選定。
山梨石和と春日居、笛吹川扇状地に湧く客室露天五軒 — 葡萄畑を見下ろす盛夏の朝湯
昭和三十六年に葡萄畑から湧き出た笛吹川扇状地の湯どころで、客室露天を備える五軒を編集部が選定。銘石庭園のかげつ、駅前の糸柳、十棟すべて客室露天の和穣苑など、盛夏の朝湯のための宿を編む。
雲仙地獄の硫黄を継ぐ湯宿五軒 — 明治の避暑地に千三百年の硫酸塩泉を守る宿
梅雨明けの雲仙、地獄から立つ蒸気が朝の参道を白く染める。延暦十九年に行基が開いたと伝わる雲仙温泉で、明治期の外国人避暑地の系譜を継ぐ五軒を選ぶ。
富士山北麓と西麓、忍野と朝霧に建つ食通宿四軒 — 湧水の里に育つ淡水魚と高原野菜
富士山の北麓と西麓を結ぶ水脈に沿って、料理を旅の核に据える食通宿を四軒選んだ。忍野マス、甲斐サーモン、朝霧高原の野菜と乳製品を主役にする宿の編集。