千年の湯 古まんは、城崎温泉の湯島に建つ全30室の木造旅館で、養老元年(717年)の創業を掲げる(公式サイト)。掲載価格は1泊2名¥28,600〜¥35,200(2026年10月30日〜2027年3月30日の宿泊日)で、12〜3月は中央値¥28,600、11月は¥50,600と高い。

霜月に入ると但馬の海は松葉がにの季節を迎え、宿の献立も蟹へと切り替わる。この記事では客室と料金に加えて、車で訪ねる人が気にする駐車場、宿の歴史、外湯めぐりの現況を、公式サイトと当社の掲載価格データでまとめた。

この記事の要点

  • 掲載価格は冬期(10月30日〜3月30日)で1泊2名¥28,600〜¥35,200。11月の中央値は¥50,600
  • 春〜秋(4月29日〜10月29日)は5〜7月・9〜10月が中央値¥24,200で最も低い
  • 土曜泊だけが高く、春〜秋は¥30,800、冬期は¥35,200。他の曜日は¥24,200・¥28,600
  • 全30室。露天風呂付き客室はあるが、客室の風呂は条例により温泉ではない(公式)
  • 駐車場は無料(観光案内サイト Visit Kinosaki)。外湯のうち三湯が徒歩3分以内(公式)

千年の湯 古まん — 城崎温泉・湯島 · 松・槇・檜の樹齢木で造られた大浴場「樹齢の湯」
写真: 千年の湯 古まん 公式サイトより — 公式サイトを見る →

湯の情報

泉質
塩化物泉(大浴場・貸切風呂。公式の浴場案内)
源泉かけ流し
大浴場「樹齢の湯」「白亜の湯」は天然温泉の循環式
貸切風呂
別館に畳敷きの貸切風呂が2か所。宿泊者は無料で利用できる
客室露天
露天風呂付き客室あり(庭園付きの部屋も)。客室の風呂は露天を含め、条例により温泉ではない
古まん 月別の掲載価格(中央値) — 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)
グラフの数値を表で見る
項目掲載価格の中央値
2026年5月¥24,200
6月¥24,200
7月¥24,200
8月¥30,800
9月¥24,200
10月¥24,200
11月¥50,600
12月¥28,600
2027年1月¥28,600
2月¥28,600
3月¥28,600

古まんの料金はいくら?安い時期は?

当社が集計した掲載価格(2名1室・1泊・税込、食事条件を問わない最安値)で見ると、2026年10月30日〜2027年3月30日の宿泊日は下位25%〜上位25%が¥28,600〜¥35,200。月別の中央値は11月が¥50,600と突出し、12月から3月はいずれも¥28,600で横並びになる。

宿泊済みの2026年4月29日〜10月29日は¥24,200〜¥30,800。5〜7月と9〜10月が中央値¥24,200で、この1年でいちばん低い。夏休みの8月は¥30,800だった。春から秋の平日に泊まると、冬期より1泊2名で約¥4,400低い水準になる。

古まん 曜日別の掲載価格(中央値) — 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)
グラフの数値を表で見る
項目2026年4月29日〜10月29日2026年10月30日〜2027年3月30日
月¥24,200¥28,600
火¥24,200¥28,600
水¥24,200¥28,600
木¥24,200¥28,600
金¥24,200¥28,600
土¥30,800¥35,200
日¥24,200¥28,600

曜日で差が出るのは土曜泊だけだ。春〜秋は土曜¥30,800・他の曜日¥24,200、冬期は土曜¥35,200・他の曜日¥28,600で、どちらも土曜が¥6,600高い。日曜泊も平日と同じ水準にある。

公式サイトによると、月替わり会席などは4月1日〜11月6日、蟹の会席は11月7日〜3月31日の提供。プラン一覧には蟹料理7品の「蟹絵巻」や香住ガニ、素泊まりのプランが並ぶ。掲載価格は食事条件を問わない最安値で、蟹のプランはこれより高くなる。

古まんの客室は?露天風呂付きの部屋と30室の内訳

客室は全30室で、内訳は和室25・洋室2・和洋室3(Visit Kinosaki の施設情報)。公式サイトは「部屋は数奇屋造りで、全室趣が異なる」とし、一般客室、露天風呂付き客室、和室と洋室を組み合わせた和洋室、家族や友人の大人数向けのグループ客室を案内している。

千年の湯 古まん — 城崎温泉 · 広縁と庭のある露天風呂付き客室と檜の庭風呂
写真: 千年の湯 古まん 公式サイトより — 公式サイトを見る →

露天風呂付き客室には庭園付きの部屋があり、広縁から錦鯉の泳ぐ池を望み、檜の庭風呂を備えた特別室もある。ただし公式サイトは、露天を含む客室内の風呂は条例により温泉の給湯が認められておらず、温泉ではないと明記している。城崎の湯に浸かるなら大浴場か貸切風呂、外湯を使うことになる。

古まんはどんな旅館?湯と食事のかたち

公式サイトは古まんを「古木良木宿(ふるきよきやど)」と称する。欅の階段や天井など銘木を用いた純和風の木造で、ロビーラウンジには日本画や陶芸作品が並び、青木龍山の天目作品も展示されている。宴会場は100畳で3分割でき、レストランは2つある。

湯が、この宿の主役である。大浴場「樹齢の湯」は松・槇・檜の樹齢木で浴槽の底まで造られ、もう一方の「白亜の湯」は台湾産の白大理石の浴場だ。いずれも定員20人、15:00〜24:00と6:00〜10:00に入浴でき、朝と夕で男女が入れ替わる(公式サイト、Visit Kinosaki)。

食事は、日本海の幸と黒毛和牛が軸になる。冬は松葉がに、ほかに香住ガニや黒毛和牛の会席、月替わり会席が組まれ、夕食は部屋食を確約するプラン、レストラン食、大部屋で食べるプランから選ぶ形式だ。朝食は地元産カレイの一夜干しやおばんざいを部屋で出すと公式サイトにある。

古まんの歴史は?養老元年の創業と曼陀羅屋

公式サイトの「古まんの歴史」によれば、宿には城崎温泉の縁起書「日生下氏家宝旧記」と、開湯とまんだら湯の誕生を記した「曼陀羅記」が代々伝わる。和銅元年(709年)、城崎を開いた日生下氏の末裔・日生下権守が、いまも温泉の鎮守である四所明神を祀ったとされる。

養老元年(717年)、道智上人がこの地で千日の祈願を行い、湧き出た湯がまんだら湯だと伝わる。上人が修行した「曼陀羅屋敷」がのちに屋号「曼陀羅屋」となり、明治に「古曼陀羅屋」と改めて現在の「千年の湯 古まん」に至る。宿はこの屋敷を前身とみなし、養老元年を創業とする。現在の「まんだらや」は明治以降に開業した別の宿だと公式サイトは注記している。

古まん 城崎の駐車場は?

城崎温泉の観光案内サイト Visit Kinosaki の施設情報では、古まんには宿泊者用の駐車場があり、料金は無料とされている。公式サイトには台数や場所の記載がないため、車で着く日は予約時に宿へ確認しておくと安心だ(電話0796-32-2331)。

公式サイトによると、EV車・ハイブリッド車向けの充電スタンドがあり、スタッフに申し出ると利用できる。車での所要は、大阪から約2時間30分、神戸から約2時間20分、京都から約3時間(北近畿豊岡自動車道経由、公式のアクセス案内)。

外湯めぐりは?近くの外湯と営業状況

公式サイトは、城崎の外湯のうち三湯が宿から徒歩3分以内にあることを立地の魅力に挙げる。素泊まりプランの案内にも「外湯は無料」と記されている。

城崎温泉観光協会の外湯案内(2026年10月31日確認)に営業時間が載っているのは、鴻の湯・まんだら湯・御所の湯・一の湯・柳湯・地蔵湯の6湯。営業は7:00〜23:00(まんだら湯と柳湯は15:00〜23:00)、湯ごとに週1日の定休日があり、料金は大人800円である。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物高温泉。

Visit Kinosaki によると、鴻の湯は改修のため2026年5月11日から10月30日まで休業と案内されていた。駅前のさとの湯は2024年4月1日から改修で休業している。外湯の営業日と混雑は、出かける前に観光協会のページで確かめたい。

口コミではどんな点が挙がっている?

公開レビューデータを集計した古まんの評価は4.0〜4.5(5点満点、1,000件以上)。話題別に見ると、次の割合で言及がある。

  • スタッフの対応に触れた口コミが2〜3割
  • 温泉・天然温泉に触れた口コミが2〜3割
  • 親切さ・笑顔に触れた口コミが2〜3割
  • 蟹・カニ料理に触れた口コミが1〜2割
  • 立地に触れた口コミが1〜2割

いずれの話題も好意的な言及が中心である。

古まんはどんな人に向く?

  • 向く: 外湯めぐりを旅の中心に据え、徒歩圏に三湯がある立地を活かしたい夫婦旅。冬の松葉がにを部屋食で味わいたい人。春〜秋の平日に、¥24,200前後の掲載価格で城崎に泊まりたい人。家族や友人とグループ客室で過ごしたい旅程。
  • 向かない: 客室の露天風呂で温泉に浸かることを目的にする旅程(客室の風呂は温泉ではない)。エレベーターが無く館内に段差があるため(公式)、車椅子での滞在を考える旅程。

アクセス・基本情報

  • 所在地: 兵庫県豊岡市城崎町湯島481(公式サイト)
  • 鉄道: JR大阪駅から特急こうのとりで約2時間40分、JR京都駅から特急きのさきで約2時間40分、神戸方面から特急はまかぜで約2時間30分(公式サイト)
  • 送迎: 駅からの送迎あり(Visit Kinosaki)
  • 客室数: 全30室(和室25・洋室2・和洋室3)
  • チェックイン 15:00〜/チェックアウト 〜10:00(Visit Kinosaki)
  • 食事: 夕食は部屋食・レストラン・大部屋のプランから選択、朝食は部屋で(公式サイト)
  • 館内: 大浴場2、貸切風呂2(別館)、宴会場、売店。エレベーター無し、全館禁煙(公式サイト)
  • 駐車場: 宿泊者用・無料(Visit Kinosaki)。EV充電スタンドあり(公式サイト)

近くで比べるなら

同じ城崎温泉の旅館から、規模や価格帯の異なる2軒を並べる。数字はいずれも2026年10月30日〜2027年3月30日の宿泊日の掲載価格(1泊2名・税込)。

かがり火の宿 大西屋 水翔苑

大西屋 水翔苑 — 城崎温泉 · 客室棟に囲まれた夜の日本庭園と灯籠
写真: 大西屋 水翔苑 公式サイトより — 公式サイトを見る →

全34室(和室28・洋室6)と、古まんに近い規模の宿。館内に大浴場と露天風呂、サウナを備え、当館横に約40台の無料駐車場がある(公式サイト)。掲載価格は¥20,700〜¥48,600で、1〜3月が中央値¥20,700と低く、11月は¥48,600。冬の平日に費用を抑えたい旅程と相性がよい。

三木屋

三木屋 — 城崎温泉 · 創業300年の宿の公式サイトに掲載された庭と湯船
写真: 三木屋 公式サイトより — 公式サイトを見る →

創業300年、現在10代目の宿で、志賀直哉「城の崎にて」ゆかりの宿として知られる。建物は登録文化財の木造建築で、全16室(和室12・和洋室4)。食事はすべてお食事処で、駐車場は16台・無料・予約不要(公式サイト)。掲載価格は¥90,200〜¥105,600で、3月が中央値¥90,200と最も低い。文学の舞台となった宿に泊まること自体を目的にする旅に合う。

よくある質問

Q. 古まんの料金はいくらくらい?

A. 2026年10月30日〜2027年3月30日の宿泊日の掲載価格は1泊2名¥28,600〜¥35,200(税込)。12〜3月は中央値¥28,600、11月は¥50,600です。春〜秋は5〜7月・9〜10月が¥24,200でした。

Q. 古まんに駐車場はある?

A. 宿泊者用の無料駐車場があります(Visit Kinosaki の施設情報)。公式サイトに台数の記載はないため、予約時に宿へ確認すると確実です。EV充電スタンドもあります。

Q. 露天風呂付き客室のお湯は温泉?

A. 温泉ではありません。公式サイトは、露天を含む客室内の風呂は条例により温泉の給湯が認められていないと明記しています。温泉は大浴場2つと、宿泊者が無料で使える別館の貸切風呂2か所で入れます。

Q. 古まんの創業はいつ?

A. 公式サイトは養老元年(717年)を創業としています。道智上人が修行した「曼陀羅屋敷」を前身とし、屋号「曼陀羅屋」、明治の「古曼陀羅屋」を経て現在の名になりました。

Q. 古まんから外湯は近い?

A. 公式サイトによると、城崎の外湯のうち三湯が宿から徒歩3分以内です。外湯の料金は大人800円で、湯ごとに定休日があります(城崎温泉観光協会)。

本記事の参考情報

データの見方(集計方法)

  • 価格: 2名1室・1泊あたりの掲載料金(税込)。食事条件・プランを問わない各宿の最安値で、各宿・各宿泊日について空室ありで掲載されていた最後の時点の料金(OTAに掲載された販売価格・税込。実際の予約金額・プラン条件とは異なることがあります)
  • 対象: 兵庫県豊岡市の旅館「千年の湯 古まん」1施設(N=1)。比較の2施設(大西屋 水翔苑・三木屋)も同じ基準
  • 期間: 2026年4月29日〜10月29日の宿泊日と、2026年10月30日〜2027年3月30日の宿泊日の2期間(2026年10月31日時点の掲載価格)。月別は集計日数が20日以上の月のみ記載(2026年4月・10月の各2日分は除外し、10月は前者の期間の値)
  • 口コミ: 直近24か月に投稿された口コミのうち、各テーマに触れた口コミの割合(10%刻みの範囲)。評価点と件数は公開されている口コミの集計。(評価点・件数は2026年10月31日時点の公開値の集計。口コミ30件未満の施設は非表示)
  • 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)、メトロエンジンリサーチ (レビュー分析)
  • 注意: 料金は予約サイトに掲載された料金で、実際の予約時の料金(クーポン・会員割引など)とは異なることがある。これから先の宿泊日の料金は2026年10月31日時点の掲載料金で、今後変わることがある

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