雅叙苑(がじょえん)は鹿児島県霧島市牧園町、天降川沿いの妙見温泉にある茅葺き古民家の宿で、掲載価格は1泊2名¥95,300〜¥105,200(2026年11月〜2027年3月)。いちばん安いのは1〜3月で、中央値¥95,300です。
正式名は「忘れの里 雅叙苑」。夕食と朝食は、敷地で最初に移築した茅葺きの古民家「いちょうの間」で出される(公式サイト)。霜月、天降川の谷は紅葉の時季を迎える。名前で宿を調べる人に向けて、夕食のかたち、客室、料金の傾向を公式情報と当社の掲載価格データでまとめた。
この記事の要点
- 掲載価格は1泊2名¥95,300〜¥105,200(2026年11月〜2027年3月、下位25%〜上位25%)
- 2027年1〜3月が最安で中央値¥95,300。11月は¥117,100と高めに出ている
- 土曜泊は中央値¥105,200で、ほかの曜日(¥95,300)より約¥10,000高い
- 夕食は食処「いちょうの間」で、直営養鶏場の地鶏と自家菜園の野菜を使う薩摩の郷土料理
- 公開レビューデータでは料理の味に触れた口コミが5〜6割で、最も多い話題

湯の情報
- 泉質
- ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(公式サイトが案内する泉質ページの温泉分析書。2004年分析)
- 貸切風呂
- 「うたせ湯・ラムネ湯」を24時まで貸切で利用できる。男女別大浴場「建湯」も日帰り利用の12:00〜15:00以外は貸切にできる。いずれも貸切料金は無料
- 客室露天
- 露天風呂付き特別客室(タイプD「かぜ」)。ほかにお風呂リビング付きの客室(タイプB・E)、半露天の内湯を備える和室スイート(タイプWS)
- 日帰り入浴
- 12:00〜15:00の日帰り利用枠あり。食処喫茶「不忘舎」の昼食と「建湯」の入浴が付いたプランが用意されている
グラフの数値を表で見る
| 項目 | 掲載価格の中央値 |
|---|---|
| 2026年5月 | ¥111,300 |
| 6月 | ¥103,800 |
| 7月 | ¥103,800 |
| 8月 | ¥103,800 |
| 9月 | ¥103,800 |
| 10月 | ¥127,500 |
| 11月 | ¥117,100 |
| 12月 | ¥104,500 |
| 2027年1月 | ¥95,300 |
| 2月 | ¥95,300 |
| 3月 | ¥95,300 |
雅叙苑は鹿児島のどこにある?
所在地は鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4230。霧島温泉郷の南、天降川の渓谷に旅館が並ぶ妙見温泉の一軒である。公式サイトの交通案内によると、鹿児島空港から車で約15分、またはバスで約25分の「雅叙苑前」下車。鉄道ならJR隼人駅から車で約15分(バス約25分)、嘉例川駅から車で約10分。九州自動車道の溝辺インターからは約15分、鹿児島市内からは約50分とされる。駐車場は10台(公式サイト)。
雅叙苑の読み方は?
「がじょえん」と読む。正式名の「忘れの里 雅叙苑」は「わすれのさと がじょえん」で、公式サイトの英語表記は「Wasure no Sato GAJOEN」、ドメインも gajoen.jp である。東京・目黒の「雅叙園」は末字が「園」で、別の施設だ。
創業は1970年。公式サイトの創業者紹介によると、妙見温泉の湯治旅館に生まれた田島健夫氏が、懐かしいふるさとを再現した宿として開いた。同じ創業者は2004年、霧島連峰を望む丘に5棟のヴィラからなる「天空の森」を開いている。
雅叙苑の夕食はどこで、何が出る?

夕食と朝食は客室ではなく、食処「いちょうの間」で用意される。雅叙苑が最初に移築した茅葺屋根の古民家で、テラス席もある(公式サイト)。料理は、直営の養鶏場で育てた地鶏と自家菜園の野菜を使う薩摩の郷土料理だ。
公式サイトが「ある日の夕食」として挙げる献立は次のとおり。
- 自家製の梅酒、季節の野菜盛り合わせ
- 天然鮎の塩焼き、野菜の味噌田楽、黒豚の角煮
- 自家農場で育った地鶏の刺身盛り合わせ
- だご汁(さつま芋のでんぷんで作っただご入り)
- 季節の野菜や肉の炭火焼き、よもぎ・みつば・おおばこ・どくだみなどの摘み草揚げ
- 田舎そば、茶わん蒸し、山菜おこわと胡麻みそ汁、水菓子
夕食後はロビーの「囲炉裏小屋」で、囲炉裏で温めた「かっぽ酒」が振る舞われる。朝食は焼き魚・豚みそ・白あえ・寄せ豆腐・そばかき・お芋ご飯などで、焼き魚と卵料理は当日に好みの調理法を聞いてから火を通すという。厨房「水屋」で焼きたてを出す仕立てである。
客室はどんなタイプがある?

公式サイトの客室案内に載るのは4タイプ・8室。どの部屋にも湯が備わり、湯の据え方は露天風呂、お風呂リビング、半露天の内湯の3通り。
| タイプ | 部屋 | 間取り(公式サイト) | 定員 |
|---|---|---|---|
| 露天風呂付き特別客室(D) | かぜ | 和室6帖+4.5帖、ウッドテラス、デイベッド、客室露天風呂 | 4名 |
| お風呂リビング付き客室(B) | けやき・さくら・もみじ・べに | 和室または板の間+和室、お風呂リビング、屋根裏部屋 | 各3名 |
| お風呂リビング付き特別客室(E) | 椿 | メゾネット式の離れ。1階に箱火鉢の居間、2階に和室6帖+6帖とお風呂リビング | 6名 |
| 和室スイート(WS) | 空・光 | 天降川に面した和室25.5帖/24.5帖、半露天の内湯、縁側 | 各5名 |
タイプD「かぜ」について、公式サイトは「日本で初めて誕生した、元祖・露天風呂付き客室」と案内している。お風呂リビングは、もとの露天風呂に屋根と壁、窓を付け、ソファやベッドを置いた部屋で、風呂場とも居間ともつかない空間になっている(公式サイト)。
共用の湯は二つ。男女別大浴場「建湯」の湯船は、重さ約20tの一枚岩を半年がかりでくり抜いて造ったもの。天降川沿いの貸切風呂「うたせ湯・ラムネ湯」は古くから湧き出る自噴泉で、二酸化炭素を含む湯である(公式サイト)。口コミの集計でも、お風呂に触れたものが2〜3割、客室の快適さに触れたものが2〜3割ある。
雅叙苑の料金はいくら?安い時期は?
2026年11月〜2027年3月の掲載価格(2026年11月2日時点)は、1泊2名で¥95,300〜¥105,200(下位25%〜上位25%)。月別では11月が中央値¥117,100、12月が¥104,500で、2027年1月・2月・3月は¥95,300と最も低い。宿泊日がすでに過ぎた2026年5〜10月の掲載価格を見ると、6〜9月は中央値¥103,800、10月は¥127,500で、この期間でいちばん高かった。
| 宿泊月 | 掲載価格の中央値(1泊2名) | 集計日数 |
|---|---|---|
| 2026年11月 | ¥117,100 | 29日 |
| 2026年12月 | ¥104,500 | 28日 |
| 2027年1月 | ¥95,300 | 28日 |
| 2027年2月 | ¥95,300 | 28日 |
| 2027年3月 | ¥95,300 | 27日 |
グラフの数値を表で見る
| 項目 | 掲載価格の中央値 |
|---|---|
| 月 | ¥95,300 |
| 火 | ¥95,300 |
| 水 | ¥95,300 |
| 木 | ¥95,300 |
| 金 | ¥95,300 |
| 土 | ¥105,200 |
| 日 | ¥95,300 |
曜日で差がつくのは土曜泊だけで、中央値¥105,200。月〜金・日曜泊は¥95,300で、土曜より約¥10,000低い。冬の平日に組めば、この宿の掲載価格の下限に近い日を選べる。予約は半年先まで受け付けている(公式サイト)。キャンセル料は7日前〜前日が50%、当日が100%とされる。
口コミではどんな点が挙がっている?
公開レビューデータ(300〜1,000件)を集計した、話題別の言及の割合は次のとおり。
- 料理の味に触れた口コミが5〜6割
- お風呂に触れた口コミが2〜3割
- 客室の快適さに触れた口コミが2〜3割
- スタッフの対応に触れた口コミが2〜3割
- 周辺の自然・景観に触れた口コミが1〜2割
雅叙苑はどんな人に向く?
- 向く: 地鶏や摘み草など土地の郷土料理を旅の目的にする夫婦旅/客室の湯に浸かって過ごしたい人/鹿児島空港から車で約15分の近さを活かして短い日程で温泉に入りたい人
- 向かない: 客室で夕食をとりたい旅程(夕食は食処「いちょうの間」)/半年より先の日程を早めに押さえたい計画(予約受付は半年先まで)
アクセス・基本情報
- 所在地: 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4230
- アクセス: 鹿児島空港から車で約15分/バスで約25分「雅叙苑前」下車、JR嘉例川駅から車で約10分
- 客室: 4タイプ8室(公式サイトの客室案内)
- チェックイン 14:00/チェックアウト 12:00
- 食事: 夕食・朝食とも食処「いちょうの間」
- 駐車場: 10台
- 館内: 囲炉裏サロン(カフェ&バー)、茶房「不忘舎」、お土産処、エステルーム、男女別大浴場「建湯」、貸切風呂「うたせラムネ湯」
- 創業: 1970年
近くで比べるなら
同じ天降川沿いの妙見温泉には、性格の異なる旅館が並ぶ。掲載価格は雅叙苑と同じ2026年11月〜2027年3月(2026年11月2日時点)の1泊2名・税込。
妙見石原荘

石の米倉庫を積み直した露天風呂付き客室「石蔵」4室と、本館14室からなる宿。敷地内に自家源泉が7つあり、泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉で加水・加温なし(公式サイト)。夕食はレストラン「石蔵」の全席半個室で出される。掲載価格は¥96,000〜¥150,000で、安いのは2月・3月(中央値¥96,000)。公開レビューデータを集計した評価は4.5以上(1,000件以上)で、料理の味に触れた口コミが5〜6割。湯使いと器にこだわる料理を求める人に合う。
おりはし旅館

明治12年創業。1万坪の敷地に露天風呂付きの離れ客室が12棟あり、本館は大正時代の木造2階建てを移築したもの(公式サイト)。夕食は月替わりの懐石で、館内だけで自噴する「キズ湯」と、源泉100%掛け流しの男女別露天風呂を持つ。掲載価格は¥66,900〜¥72,400で、2月が中央値¥49,600と最も低い。公開レビューデータを集計した評価は4.5以上(100〜300件)で、料理の味に触れた口コミが5〜6割。離れで過ごす静かな滞在と、妙見の古い湯の歴史を味わいたい人に向く。
よくある質問
Q. 雅叙苑は何と読みますか?
A. 「がじょえん」と読みます。正式名は「忘れの里 雅叙苑(わすれのさと がじょえん)」で、公式サイトの英語表記は「Wasure no Sato GAJOEN」。東京・目黒の「雅叙園」とは別の施設です。
Q. 雅叙苑の夕食は部屋食ですか?
A. 部屋食ではなく、食処「いちょうの間」で出されます。茅葺きの古民家で、テラス席もあります。直営養鶏場の地鶏の刺身や天然鮎の塩焼き、炭火焼き、だご汁など薩摩の郷土料理が並ぶ献立です(公式サイト)。
Q. 雅叙苑の料金はいくらくらいですか?
A. 2026年11月〜2027年3月の掲載価格は1泊2名¥95,300〜¥105,200(2026年11月2日時点・税込)。最も安いのは2027年1〜3月で中央値¥95,300、土曜泊は¥105,200です。
Q. 日帰りで温泉や食事を利用できますか?
A. 12:00〜15:00が日帰り利用の時間帯で、食処喫茶「不忘舎」の昼食と大浴場「建湯」の入浴が付いたプランがあります。食事のみの利用や日帰り朝食も受け付けていると公式サイトに記載があります。
本記事の参考情報
- 忘れの里 雅叙苑 公式サイト「お部屋」 — 客室タイプ、チェックイン・アウト、駐車場、館内施設、キャンセル規定
- 忘れの里 雅叙苑 公式サイト「お食事」 ・ 「施設」 — 夕食・朝食の献立と食事処
- 忘れの里 雅叙苑 公式サイト「温泉」 と、同ページが泉質の案内先とする 温泉分析書の掲載ページ
- 忘れの里 雅叙苑 公式サイト「創業者について」 ・ 「交通案内」
- 妙見石原荘 公式サイト ・ おりはし旅館 公式サイト
データの見方(集計方法)
- 価格: 2名1室・1泊あたりの掲載料金(税込)。食事条件・プランを問わない各宿の最安値で、各宿・各宿泊日について空室ありで掲載されていた最後の時点の料金(OTAに掲載された販売価格・税込。実際の予約金額・プラン条件とは異なることがあります)
- 対象: 鹿児島県 霧島市の旅館 雅叙苑 1施設(N=1)。比較として同じ妙見温泉の妙見石原荘・おりはし旅館を同じ方法で集計
- 期間: 2026年11月1日〜2027年3月31日の宿泊日(2026年11月2日時点の掲載価格)。月別グラフの2026年5〜10月は、2026年5月1日〜10月31日の宿泊日について最後に掲載されていた価格
- 口コミ: 直近24か月に投稿された口コミのうち、各テーマに触れた口コミの割合(10%刻みの範囲)。評価点と件数は公開されている口コミの集計。(評価点・件数は2026年11月2日時点の公開値の集計。口コミ30件未満の施設は非表示)
- 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)/メトロエンジンリサーチ (レビュー分析)
- 注意: 料金は予約サイトに掲載された料金で、実際の予約時の料金(クーポン・会員割引など)とは異なることがある。これから先の宿泊日の料金は2026年11月2日時点の掲載料金で、今後変わることがある。