食通宿 由布院 仕込み水という基層 — 旅館の厨房が、なぜ敷地の井戸を埋めずに守ってきたか 白露の朝、井戸の水は外気よりわずかに温かい。上水道が通ってなお厨房の隅に井戸を残す旅館を、岐阜・大分・富山から三軒。硬度と水温、湧きの量を手掛かりに、水を献立の起点に据える厨房を辿ります。 2026年9月20日
名旅館 岐阜県 美濃郡上八幡、三十夜の踊りを見送る城下町の一軒 — 処暑の水の町に代を継ぐ、明治創業の料理旅館 二〇二六年の郡上おどりは七月十一日から九月五日までの三十夜。江戸期の藩校跡に建ち、木造の造作と用水の作法を今に残す柳町の料理旅館・備前屋を、処暑の城下町から一軒だけ記す。 2026年9月13日