名湯 秋田県
蔦・酸ヶ湯・後生掛、奥羽の湯治場を二泊三日で辿る — 盛夏の八甲田から八幡平へ蒸気と白濁の湯を継ぐ旅
蔦温泉・酸ヶ湯・後生掛。奥羽の背骨をなす三つの湯治場を、盛夏の八甲田から八幡平へ二泊三日で辿る。足元湧出の自噴湯、総ヒバの千人風呂、地熱のオンドル——標高と泉質の違いに即して、宿の来歴と集約評価とともに読む。
宿のかたち
湯そのものを訪ねる。名だたる湯と、その湯を守る宿
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名湯 秋田県
蔦温泉・酸ヶ湯・後生掛。奥羽の背骨をなす三つの湯治場を、盛夏の八甲田から八幡平へ二泊三日で辿る。足元湧出の自噴湯、総ヒバの千人風呂、地熱のオンドル——標高と泉質の違いに即して、宿の来歴と集約評価とともに読む。
名湯 鉄輪温泉
別府八湯・鉄輪に残る「入湯貸間」の一軒、陽光荘。全室和室二十七室と地獄釜二十七基を備え、食事を出さずに台所を差し出す自炊湯治の宿を、泉質と滞在様式の来歴とともに深掘りする。
名湯 長湯温泉
大正6年創業、芹川のほとりに湯治の作法を継ぐ長湯温泉・大丸旅館。世界屈指の炭酸泉と外湯ラムネ温泉館、源泉粥の朝を、湯と建物を主語に一軒の歴史として辿る。
名湯 十勝川温泉
立秋前の北海道、琥珀色に澄むモール泉。太古の植物が生んだ植物性温泉を継ぐ音更・十勝川温泉の湯宿五軒を、源泉かけ流しの実力宿から全室露天の新しい宿まで、地図とともに辿る。
名湯 酸ヶ湯温泉
盛夏の高地に涼を求め、十和田の蔦温泉から八甲田の酸ヶ湯、峠を越えて八幡平の後生掛へ。奥羽の背骨をなす三つの湯治場を、標高と泉質の違いに即して二泊三日で辿る道行き。
名湯 峩々温泉
蔵王連峰の東麓、松川渓谷にただ一軒佇む峩々温泉。明治初期から六代、飲泉と伝統の「かけ湯」で胃腸の名湯を守り継ぐ湯治宿を、湯の作法とともに深く辿る。
名湯 長野県
北八ヶ岳の裾、茅野市奥蓼科から南牧村へ。冷たい源泉を釜で焚き上げる山の湯治・鉱泉宿を四軒。二酸化炭素泉・含鉄炭酸泉・硫黄泉、そして標高2150mの雲上の湯まで、湯質と歴史でたどる。
名湯 那須湯本
共同浴場「鹿の湯」を源とする白濁の硫黄泉、山上の大丸系、谷底の北温泉系。茶臼岳東麓で湯を継ぐ湯宿五軒を、源泉系統ごとに辿ります。盛夏の高原避暑にも。
名湯 奥入瀬渓流温泉
八甲田南麓・猿倉の湯が渓を下り、湖畔にはまた別の源泉が湧く。十和田湖と奥入瀬渓流に湯を継ぐ温泉旅館五軒を、湯質と源泉の来歴を軸に、夫婦の盛夏の旅路のために選んだ。
名湯 十津川温泉郷
日本で初めて村ぐるみの源泉かけ流しを宣言した奈良最奥・十津川の谷に、上湯温泉の自家源泉を守る一軒宿「神湯荘」。毎分124リットルの湯量と循環をかけぬかけ流し、川辺の源泉大露天と谷の恵みの膳を、数値と歴史で深く記す。