銀山温泉の藤屋は、夕食・朝食ともに客室でとる部屋食で、夕食は地ものを中心に東北の山と海の幸で組む和懐石です(公式サイト)。掲載価格は1泊2名¥102,000〜¥142,000で、曜日では月曜泊が最も低い。

霜月に入り、雪の銀山温泉を思い描いて宿を探し始める人が増える時季です。本記事は、藤屋に泊まる前に食事のかたちを確かめたい人に向けて、公式サイトに書かれた食事・客室・送迎・予約の決まりと、OTA掲載価格の集計をまとめました。

この記事の要点

  • 夕食・朝食とも部屋食。夕食は地もの中心の和懐石で、献立は季節と仕入れで変わる(公式)
  • 客室は全8室、すべて銀山川に面する。Aタイプ3室はプライベートバス付き(公式)
  • 掲載価格は1泊2名¥102,000〜¥142,000。月曜泊¥139,000が最も低く、土曜泊¥148,000が最も高い
  • 大石田駅からの送迎は13時30分頃と15時30分頃の2回で、宿泊予約後に別途予約が要る(公式)
  • 予約は150日先まで。毎日深夜0時に新しい日付が開き、繁忙日は30分以内に埋まる日もある(公式)

銀山温泉 藤屋 — 山形県尾花沢市・銀山温泉 · 隈研吾建築都市設計事務所が改築設計を手がけた木造三層の宿の玄関
写真: 銀山温泉 八室の宿 藤屋 公式サイトより — 公式サイトを見る →

湯の情報

泉質
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(泉温60.3度)
源泉かけ流し
5つの風呂すべて源泉掛け流し。温度調整のため加水する場合あり
貸切風呂
趣の異なる5か所(ひば・竹・石・地下・天空)。すべて貸切で、空いていれば24時間、時間の制限なく利用できる

藤屋の夕食・朝食は部屋食?どんな料理が出る?

食事は、夕食・朝食ともに部屋食です。公式サイトのプラン案内には「お食事は、御夕食、御朝食共にお部屋食」と明記されています。全室が銀山川に面した客室で膳を囲むかたちです。

夕食は和懐石。公式サイトによれば、地ものを中心に東北全域の山と海の幸で献立を組み、季節ごとに食材を仕入れて献立を改めています。宿が掲げる「非日常」を、料理では奇をてらうことでなく丁寧な下処理と献立の刷新で表すとしています。

銀山温泉 藤屋 — 客室で供される夕食の一例 · 地ものを中心にした和懐石の皿とワイン
写真: 銀山温泉 八室の宿 藤屋 公式サイトより — 公式サイトを見る →

プランによって料理の量が変わります。定番の「藤屋スタンダードナンバー」に対し、「藤屋 嬉(うれし)懐石プラン」は品数・分量を数品少なくした構成で、公式サイトは「藤屋の通常料理は比較的に量が多い」と記したうえで、少食の人や酒と合わせて食べたい人に向く献立としています。この嬉懐石プランも夕食・朝食とも部屋食です。

  • アレルギー・苦手な食材: 可能な範囲で献立を調整。仕入れの都合上、宿泊日の3日前までに連絡(公式Q&A)
  • 朝食のみ(夕食なし): 電話で相談すれば受け付けるが、銀山温泉内には夕食をとれる店がないと公式が注意している
  • 年末年始: 特別日として1人あたり¥5,000(税込)が加算され、特別日料理になる
  • 子どもの食事: 3〜6歳はおこさまプレート、7〜12歳はお子様膳(いずれも寝具付きの料金設定)

藤屋の料金はいくら?安い時期は?

藤屋 月別の掲載価格(中央値) — 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)
グラフの数値を表で見る
項目掲載価格の中央値
6月¥142,000
7月¥142,000
8月¥142,000
9月¥142,000
10月¥142,000
11月¥116,000
12月¥108,000

2026年6月26日〜12月26日の宿泊日で見ると、藤屋の掲載価格は1泊2名¥102,000〜¥142,000(下位25%〜上位25%、税込)です。6月下旬から10月までは月ごとの中央値がいずれも¥142,000で、季節による差はほとんど見られません。

雪の季節に向けた先の宿泊日は、10月27日時点の掲載分で11月の中央値が¥116,000、12月が¥108,000です。ただし、この2か月は空室のある掲載日が少なく(11月6日分、12月2日分)、参考値にとどまります。

藤屋 曜日別の掲載価格(中央値) — 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)
グラフの数値を表で見る
項目掲載価格の中央値
月¥139,000
火¥142,000
水¥142,000
木¥142,000
金¥142,000
土¥148,000
日¥142,000

曜日別では月曜泊が¥139,000で最も低く、土曜泊が¥148,000で最も高い。差は¥9,000ほどです。

公式サイトの料金表は1人あたりの表示です。定番プランは2名1室利用で1人1泊2食¥41,000(Cタイプ・平日)〜¥61,000(Aタイプ・休前日)、嬉懐石プランは¥32,000(平日)〜¥34,000(休前日)で、いずれもサービス料・消費税込み。公式サイトは「当公式HPサイトからの予約が最安」とするベストレート保証を掲げています。

口コミではどんな点が挙がっている?

公開レビューデータを集計すると、藤屋の口コミで多い話題は次の通りです(直近24か月に投稿された口コミのうち、各テーマに触れたものの割合)。

  • 料理の味に触れた口コミ: 40〜50%
  • スタッフの対応に触れた口コミ: 20〜30%
  • 貸切風呂・家族風呂に触れた口コミ: 20〜30%
  • 客室の快適さに触れた口コミ: 10〜20%
  • 送迎に触れた口コミ: 10〜20%

藤屋の客室は?全8室の構成

客室は全8室で、すべてが銀山川に面し、温泉街の街並みを望みます(公式サイト)。客室は3タイプに分かれます。

  • Aタイプ(3室): 洋室のS300・A200(ベッド)と、和室10畳のA203(布団)。広縁・洗面台・トイレのほか、プライベートバス付き。客室の風呂は温泉ではない。部屋の指定やベッドの有無は選べない
  • Bタイプ: 和室10畳+広縁。Cタイプより縁側が広く、3階にあり大正時代の梁を天井に見られる
  • Cタイプ: 和室10畳+縁側。洗面台・トイレ付き
  • 定員: 各室2名1室を想定した設計で、3名までは1室、4名は2室になる。1人泊は原則2名分の料金(1名分の料理料金を除く)で、電話で相談

建物が、この宿の輪郭をつくっています。公式サイトの沿革によれば、藤屋は江戸時代の創業で、大正時代(四代目)に木造三層の宿となりました。平成17年5月に改築に入り、設計は隈研吾建築都市設計事務所、平成18年7月にリニューアルオープンしています。館内には幅15m×高さ2.7mのステンドグラス、細く割いた竹を一本ずつ固定した簾虫籠(すむしこ)、越前の手漉き和紙の壁が用いられ、和紙の壁を守るため客室を含む館内は禁煙です(喫煙スペースあり)。

藤屋はどんな人に向く?

  • 向く: 夕食を人目を気にせず客室でとりたい夫婦・二人旅/他の客と湯を分けず、貸切の湯に時間を気にせず入りたい旅程
  • 向かない: 4名以上で1室に泊まりたい旅程(1室3名まで)/18時より遅く着く旅程(チェックインは15時〜18時)/大浴場で湯を楽しみたい旅(風呂は5か所すべて貸切)

藤屋の送迎は?車で行く場合は?

送迎は、山形新幹線の大石田駅から1日2回、13時30分頃と15時30分頃に出ています(新幹線の到着時刻に合わせた予約制)。事前の予約が必要で、公式サイトは宿泊予約の後に送迎を予約するよう案内しています。帰りの大石田駅への送りは、銀山温泉を10時30分頃に出発します。

車の場合、温泉街の中には車が入れません。藤屋の専用駐車場は銀山温泉の入口付近にあり、到着したら宿に電話すると迎えが来ます。駐車場から宿までは徒歩8分ほどです。

藤屋の予約はいつから?チェックインは何時?

予約は150日先の宿泊日まで受け付けており、毎日深夜0時に翌日分の日付が新たに開きます(公式サイト)。繁忙日は予約開始から30分以内に満室になる日もあるとしています。仮押さえとキャンセル待ちは受け付けておらず、キャンセルで空きが出ると予約サイトに自動で反映されます。

冬の雪の時季は特に埋まりやすい。公式サイトの2024年9月25日付のお知らせでは、当時「2025年2月末ころまでほぼすべて満室」と案内していました。

  • チェックイン: 15時〜18時
  • チェックアウト: 10時まで
  • 所在地: 山形県尾花沢市銀山新畑443(銀山温泉の中央)
  • 客室数: 全8室
  • 子どもの宿泊: 寝具の都合で受けられない場合があり、事前に電話で相談

近くで比べるなら

同じ銀山温泉の温泉街にある旅館を3軒、掲載価格と公式サイトの記載で並べます(期間は藤屋と同じ2026年6月26日〜12月26日の宿泊日)。

能登屋旅館

能登屋旅館 — 山形県尾花沢市・銀山温泉 · 銀山川沿いに建つ明治25年創業の木造の宿
写真: 能登屋旅館 公式サイトより — 公式サイトを見る →

掲載価格 ¥62,000–¥64,000 / 泊(2名1室・税込、2026年6月26日〜12月26日) 15室

創業は明治25年(公式サイト)。開業時から元湯として使われてきた洞窟風呂を、現在は貸切風呂として利用できます。料理には尾花沢牛や鯉など地元産の食材を用いるとしています。掲載価格が低いのは7〜9月。口コミでは料理の味に触れたものが30〜40%、観光地・名所に触れたものが20〜30%です。

滝と蕎麦の宿 瀧見舘

滝と蕎麦の宿 瀧見舘 — 山形県尾花沢市・銀山温泉 · 赤い橋の先、温泉街の高台に建つ料理旅館
写真: 滝と蕎麦の宿 瀧見舘 公式サイトより — 公式サイトを見る →

掲載価格 ¥62,000–¥82,000 / 泊(2名1室・税込、2026年6月26日〜12月26日) 14室

銀山温泉の高台に建つ宿で、公式サイトは料理旅館としての料理を前面に掲げています。1日8名限定のカウンターダイニングや、滞在中にラウンジのドリンクを自由に利用できるドリンクインクルーシブを設けています。掲載価格が低いのは7〜9月で、10月以降は月ごとの中央値が上がり、12月の宿泊日は¥120,000前後です。口コミでは料理の味、送迎に触れたものがそれぞれ20〜30%です。

仙峡の宿 銀山荘

仙峡の宿 銀山荘 — 山形県尾花沢市・銀山温泉 · 温泉街から歩いて5分少々の山あいに建つ旅館
写真: 仙峡の宿 銀山荘 公式サイトより — 公式サイトを見る →

掲載価格 ¥62,000–¥70,000 / 泊(2名1室・税込、2026年6月26日〜12月26日) 40室

温泉街までは歩いて5分少々の位置にあり、公式サイトは建物・サービスとも近代的な仕様と記しています。料理は地元山形の旬の素材を盛り込んだ和食で、2024年10月23日には東館がリニューアルオープンしました。掲載価格が低いのは7・8月。口コミでは料理の味に触れたものが30〜40%、温泉に触れたものが10〜20%です。

よくある質問

Q. 藤屋の夕食は部屋食ですか、食事処ですか?

A. 部屋食です。公式サイトのプラン案内に、夕食・朝食ともに部屋食と明記されています。夕食は地ものを中心に東北の山と海の幸で組む和懐石で、献立は季節や仕入れによって変わります。

Q. 藤屋に大石田駅からの送迎はありますか?

A. あります。大石田駅発は13時30分頃と15時30分頃の2回で、事前予約制です。宿泊予約の後に送迎を予約します。帰りは銀山温泉を10時30分頃に出発します。

Q. 藤屋のチェックイン・チェックアウトは何時ですか?

A. チェックインは15時〜18時、チェックアウトは10時までです(公式サイト)。車で行く場合は温泉街入口付近の専用駐車場に停め、宿に電話すると迎えが来ます。

Q. 藤屋の予約はいつから取れますか?

A. 150日先の宿泊日まで予約でき、毎日深夜0時に新しい日付が開きます。繁忙日は予約開始から30分以内に満室になる日もあり、キャンセル待ちは受け付けていません。

Q. アレルギーや苦手な食材に対応してもらえますか?

A. 可能な範囲で献立を調整するとしています(公式Q&A)。食材仕入れの都合上、宿泊日の3日前までに連絡が必要で、すべての要望に応じられない場合もあります。

本記事の参考情報

データの見方(集計方法)

  • 価格: 2名1室・1泊あたりの掲載料金(税込)。食事条件・プランを問わない各宿の最安値で、各宿・各宿泊日について空室ありで掲載されていた最後の時点の料金(OTAに掲載された販売価格・税込。実際の予約金額・プラン条件とは異なることがあります)。価格帯は下位25%〜上位25%を¥1,000単位で表示
  • 対象: 山形県尾花沢市・銀山温泉の旅館 4施設(藤屋と、比較に挙げた能登屋旅館・瀧見舘・銀山荘)。いずれも宿ごとの集計(N=1施設×4)
  • 期間: 2026年6月26日〜12月26日の宿泊日(2026年10月27日時点の掲載価格。10月27日以降の宿泊日は同日時点の掲載料金)
  • 口コミ: 直近24か月に投稿された口コミのうち、各テーマに触れた口コミの割合(10%刻みの範囲)。評価点と件数は公開されている口コミの集計(2026年10月27日時点の公開値の集計。口コミ30件未満の施設は非表示)
  • 出典: メトロエンジンリサーチ (OTA 価格分析)/メトロエンジンリサーチ (レビュー分析)
  • 注意: 料金は予約サイトに掲載された料金で、実際の予約時の料金(クーポン・会員割引など)とは異なることがある。これから先の宿泊日の料金は2026年10月27日時点の掲載料金で、今後変わることがある。11月・12月は空室のある掲載日が少なく参考値

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