名旅館 男鹿温泉郷
秋田男鹿、なまはげの里の高台に建つ一軒 — 昭和四十年開業、自家源泉を守る「元湯 雄山閣」の記
男鹿温泉郷の高台に建つ十二室の湯宿、元湯 雄山閣。昭和40年開業、自家源泉を加水・加温せず噴き流すなまはげの湯と、石焼料理・あんぷら餅の膳を、歴史・湯・食・立地の順に記します。
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名旅館 男鹿温泉郷
男鹿温泉郷の高台に建つ十二室の湯宿、元湯 雄山閣。昭和40年開業、自家源泉を加水・加温せず噴き流すなまはげの湯と、石焼料理・あんぷら餅の膳を、歴史・湯・食・立地の順に記します。
名旅館 乳頭温泉郷
紅葉がブナ林へ降りる神無月、秋田・乳頭温泉郷の七湯から、建物と湯の継承が際立つ五軒を選びました。茅葺きの本陣を残す鶴の湯、冬は休む最奥の黒湯、二つの自家源泉を持つ妙乃湯など、開湯の時期・泉質・営業期間を宿ごとに整理します。
名湯 夏油温泉
栗駒国定公園の三つの湯場、夏油・須川・鬼首から源泉かけ流しの湯宿五軒を選びました。標高千百二十六メートルで毎分六千リットルが自噴する須川温泉、湯船の底から湧く足元自噴泉の元湯夏油、大正七年創業の鬼首・大新館。処暑から白露へ、一年の半分だけ灯る山の湯を訪ねます。
名湯 鉄輪温泉
湯に浸からず蒸気を身にまとう蒸し湯。鎌倉期の別府鉄輪から秋田・玉川の箱蒸しまで、地の底の蒸気を養生に組み込んできた作法を、石室と湯宿の二例に辿る。
名湯 秋田県
蔦温泉・酸ヶ湯・後生掛。奥羽の背骨をなす三つの湯治場を、盛夏の八甲田から八幡平へ二泊三日で辿る。足元湧出の自噴湯、総ヒバの千人風呂、地熱のオンドル——標高と泉質の違いに即して、宿の来歴と集約評価とともに読む。
名湯 酸ヶ湯温泉
盛夏の高地に涼を求め、十和田の蔦温泉から八甲田の酸ヶ湯、峠を越えて八幡平の後生掛へ。奥羽の背骨をなす三つの湯治場を、標高と泉質の違いに即して二泊三日で辿る道行き。
名湯 乳頭温泉郷
白露を迎えるころ、湯けむりは朝夕にはっきりと立ちはじめます。「温泉文化」はユネスコ無形文化遺産の提案候補に選ばれ、審議は令和十二年の暮れの見込み。その数年を湯守はどう過ごすのか。自然湧出と掛け流しを継ぐ三軒から考えます。
名湯 秋田県
青橅の葉が渓に影を落とす盛夏、奥入瀬の瀬音が湯宿の窓辺まで届く。十和田湖畔と奥入瀬渓流沿いに湧く湯を、湯質と源泉背景・立地を軸に辿った五軒。
食通宿 男鹿温泉
男鹿半島の磯辺で料理長の代を継いできた食通宿を五軒。石焼料理と日本海の真鯛・岩牡蠣、秋を待つハタハタを軸に、料理を主目的に旅する夫婦・友人連れへ。
名湯 嬉野温泉
玉川の強酸性pH1.05から嬉野の弱アルカリ重曹泉まで。湯のpHという一つの数字が、湯場ごとの肌の記憶をいかに刻んできたかを辿る随筆。